北九州から移転してきた小麦と天然酵母に拘る人気店はサービスも充実【Boulangerie S.Igarashi】(東京都・江東区)


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江東区の木場公園の近く、地下鉄の駅では東西線木場駅が最寄りですが、門前仲町か清澄白河からも徒歩圏内の「Boulangerie S.Igarashi」さんは、元々北九州市の人気店でしたが、2021年12月にこの地に移転して、2年を迎えました。

人気店ですが、並ばずに購入できるような工夫がされています。当日朝09:00からLINEアプリで整理券を発行し、順番が来ると知らせてくれます。自分が何人中何番目かもこのアプリから分かります。この日は整理券を朝09:15頃発行して92番目でした。12時過ぎまで家で待ち、現地では12:45頃殆ど待たずに入店することができました。

一日何回か焼き上がりがあるので、この時間でもパンの種類は豊富にありました。

イガラシさんのパンは、国産小麦を混ぜずにシングルオリジンで使用し、天然酵母を使って焼かれています。やはりハード系は外せないアイテムです。特にキタノカオリとミナミノカオリは、南北の小麦を食べ比べできる楽しみがあります。

クロワッサンも人気パンです。ブリオッシュカネルがあるのも珍しいですね。「冬の林檎」と「冬のいちご」は季節限定商品のハード系で、これは買わねば!とチェックしました。

サンドイッチやモンブランもあります。購買意欲は高まるばかりです!

イガラシさんの更なる魅力は、接客の素晴らしさです。混雑店ですが、質問するととても丁寧に教えてくれて、ソフトな接客に感心せざるを得ません。今回は4種類を購入することにしました。

【購入したパン】

*南の香り(画像右)

福岡県糸島産の全粒粉が使われています。素晴らしく芳醇な香りとたっぷりの旨み。イガラシさんで最も好きなパンの一つです。

*北の香り(画像左)

北海道産十勝のキタノカオリが使われています。優しい味わいの比較的ソフトなもちもちのパンです。南の香りとの食べ比べも面白いです。

*渋皮栗プラリネクリーム

渋皮栗とプラリネクリームとの出会い。生地はブリオッシュ生地です。トッピングのプラリネナッツの食感も素晴らしい。

*冬のいちご

オーガニックカカオとドライ苺の入ったハード系。冬の林檎とで迷いましたが、今回はいちごを選択しました。濃厚なカカオとイチゴの甘酸っぱさがとてもいいバランスです。

イガラシさんのスタッフの方々は、皆さんパンシェルジュ検定に合格されているそうです。勉強熱心なんですね。また購入したパンに商品名と説明が記載されたシールが貼られているのも細やかなサービスです。整理券のシステムやパンシェルジュ検定に裏打ちされた素晴らしい接客に、システマティックな流れに加えて、小麦に拘った美味しいパンとなれば、リピート必至になりますね。

SHOP INFORMATION

【店名】Boulangerie S.Igarashi
【住所】東京都江東区木場3丁目8−10
【電話番号】なし
【営業時間】10:00~15:00
【定休日】無休

※写真の商品の種類、価格は、2024年1月現在の情報となります。
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗もしくはSNSなどでご確認ください。


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この記事を書いた人

岡田 亮

岡田 亮 さん

本業は会社員。休日は北海道から石垣島まで日本全国パンを求めて彷徨う旅人。海外はパリを重点に エッフェル塔も凱旋門も見ずにパン屋とスイーツとビストロ巡り。お米は年に数回しか食べない変な日本人です。