デンマークでパン巡りの旅④ あの「アンデルセン」がコペンハーゲンにもあった!【Andersen Bakery】(デンマーク・コペンハーゲン)

2023年10月29日

0

今回ご紹介するのは、デンマーク・コペンハーゲン(Copenhagen)にある「Andersen Bakery」さん。
複数の大学のキャンパスがあるIslands Brygge駅から徒歩5分ほどのところにあります。
日本にも多くの店舗を展開するパン屋「アンデルセン」。
その創業者の高木さんがデンマークでパン製造を学んだのは1959年のこと。日本でさらに腕を磨かれた後、デンマークでお店を立ち上げられました。こちらの店舗では、今も毎年日本からアンデルセンのベーカーが派遣され、デンマークの文化やライフスタイルを学んでいるそうです。

店名には「アンデルセン」とカタカナの表記もあることに加え、胡麻や柚子を用いた商品など、日本のエッセンスを感じる商品も並びます。
サンドイッチからパン、焼き菓子、そしてケーキまで。
どれも丁寧に作られていることが垣間見えるような、美しい佇まいです。

◆シナモンロール(KANEL SNEGL)高さのある渦巻き型のシナモンロール。
ぎゅっと詰まったデニッシュ生地の内側にたっぷりのシナモンを巻き込んで焼き上げられています。
外はサクサクとした食感ですが、中はバターを感じるしっとりとした生地。
かなり甘そうに見える見た目ですが、それほど甘ったるくはありません。
アイシングにもシナモンが使われているのですが、甘さの中にニッキのようなジンジャーのような辛味も感じます。
これが甘すぎず口寂しくもない、絶妙なバランス感をもたらしているのかもしれません。

◆カルダモンロール(KARDEMOMME-SNURRER)生地にたっぷりのカルダモンを練り込んで成形し焼き上げられたカルダモンロール。
毎度のことながら、芸術的な美しさに思わず見惚れてしまいます。
巻きは緩く、一層ずつはがすように食べることもできるのですが、それでもしっとりとした生地の美味しさを味わうことができます。
そしてこのカルダモンロールの特徴は、粗挽きのカルダモン。
噛むたびに口の中で粒が割れ、香りがさらに増幅されます。
鼻をすうっと抜けていく芳しい香りがたまりません。

◆クロワッサンダマンド(MANDEL CROISSANT)まず驚くのがその大きさ。
15㎝以上はあるでしょうか、手のひらをいっぱいに広げても収まらない大きさです。
サクサクの生地は、噛んだそばからほろりと崩れていきます。
クロワッサンそのものも間違いない美味しさであることがうかがえます。
食べ進めて驚いたのが、アーモンドの味わいの強さ。
間に挟まれたダマンドには粗いダイス状のアーモンドがたっぷりと入っており、カリコリと存在感があります。
上に添えられたアーモンドスライスも相まってアーモンドの存在感は抜群。
ナッツ好きとしては最高のクロワッサンダマンドです。

日本とデンマーク、それぞれのエッセンスを感じられるパンの数々。
ぜひその美味しさをご堪能ください。

SHOP INFORMATION
【店名】Andersen Bakery
【住所】Thorshavnsgade 26, DK-2300 Copenhagen C
【営業時間】6:30~19:00
【定休日】なし

※写真の商品の種類、価格は、2023年10月現在の情報となります。
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗もしくはSNSなどでご確認ください。


この記事に関連するキーワード

パン屋さんのご紹介

Andersen Bakery/デンマーク
Thorshavnsgade 26, DK-2300 Copenhagen C
営業日
【営業時間】6:30~19:00
【定休日】なし
HP
https://andersen-bakery-eu.dk/

一覧へ

この記事を書いた人

Kayo

Kayo さん

パン屋めぐりが毎週末の楽しみ。個人経営のぬくもりのあるお店とパンが大好きです。