赤い扉の向こうには国産小麦のパンがズラリ!素朴で飾り気のない美味しさを届ける【ラ・ブランジェ・ナイーフ (la Boulangerie Naif)】(東京都・世田谷区)


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パン好きライターのもちづき千代子です。
私が住んでいる世田谷区は、謂わずと知れたパン屋さんの街。広大な世田谷エリアあちこちに、美味しいと評判の名店が乱立しているため、「今日はどこに買いに行けばいい?!」と頭を悩ませることもしばしば。

そんな中でも、なんだか妙~にのんびりゆったり気分のときに立ち寄りたくなるのが、今回ご紹介する世田谷区若林にあるパン屋さん
「ラ・ブランジェ・ナイーフ (la Boulangerie Naif)」。

東急世田谷線若林駅からほど近いこちらのお店は、二両編成の路面電車が横切る東京23区内とは思えないローカルなエリアに佇んでおり、街の空気感をそのままトレースしたかのような温かみのあるパンを提供してくれます。「ラ・ブランジェ・ナイーフ」は、かつて中目黒・代官山エリアで絶大な人気を博した繁盛店でした。
その後2015年に若林にてお店を再開。
ほぼ国産の材料にこだわってつくられた美味しいパンの数々は、今や地元の住人だけでなく遠方のパン好きさんたちからも注目を集めています。

付近には「ブーランジェリー スドウ」や「ニコラス精養堂」など名だたるパン屋さんが点在しているのですが、他店でどんなに買い込んだとしても、目印であるキュートな赤い扉を目にすると、お店に足を踏み入れずにはいられなくなるのです。小さな店内のショーケースの中には、なんとも美しい焼き色のパンの群れ。
フランス語で”素朴で飾り気のない”を意味する「ナイーフ」の店名のイメージ通りのパンたちが勢ぞろいしていました。食パン、ハード系のパン、惣菜パン、菓子パン、季節限定パンなどなど、決して派手な見た目ではないのに100%美味しいことが伝わってくるパンのビジュアル……パン好きの心は一気に掴まれてしまうはず。
正直言って、ここにいる子たちみんな持って帰りたかったです!この焼き菓子コーナーも魅力的なんですよね。
リーズナブルかつちょうど良いサイズ感なので、友達へのお土産にもぴったり。
私も立ち寄るたびに大量購入しておりまして、ちょっとしたプレゼントとして大活躍してくれてます。
ナイーフの焼き菓子、拡散中(笑)。

店内に充満する小麦の香りにトランスしっぱなしでしたが、今回もちづきがどうにか理性を働かせてチョイスしたのがこちらの4種類!まずは「ラ・ブランジェ・ナイーフ」のパンの中でも一番人気だという「ミルクフランス」。

歯切れのよいサックリとしたパン生地に、こってりとしたミルク風味の強いクリームが完全にマッチング!
ほど良い甘みが口の中に広がる瞬間の幸福度は、数値化したら人間の限界値を超えてしまうかもしれません。
無限に食べていたい!こちらは「クルミ黒ごまあんぱん」。

私、黒ごまあんというものに滅法弱い人間なもので……。
基本のあんぱんをすっ飛ばしてこちらを選んでしまいました(笑)。
ただもう、これが私のドツボにハマりすぎて怖かった!
ハード系の生地の酸味とクルミの食感、風味豊かな黒ごまあん……もう最高。
ちょっぴりツウ好みと言えなくもないのですが、私はこれ大好き!
大人の階段を一つ上った気分にさせてくれるあんぱんです。こちらは新作の「マンゴーとパインのルバン カシューナッツ入り」!

ナイーフといえば、やっぱりルバンは外せない。
季節によって具材は変わることはありますが、その生地の味の力強さに圧倒されることは間違いなし。
今回の組み合わせも大優勝すぎて食べた瞬間に感動の涙ですよ。
カシューナッツの食感と果実の食感の対比も楽しく、これは絶対にリピりたい逸品です。そしてラストを飾るのは「若林ブレッド」。

名前に地域が入れ込まれているだけに、とても強い想いが込められた食パンではないかと睨んでおります。
味は比較的シンプルでサッパリめ。
食感はモッチモチ。
天然酵母で作られているそうですが、「ラ・ブランジェ・ナイーフ」のコンセプトである”素朴で飾り気のない”をそのまま体現したかのような、毎日でも食べたくなる純粋な美味しさにビックリ。
こんな食パンで毎朝を迎えられたら最高でしょうね!今回は、若林の「ラ・ブランジェ・ナイーフ」さんをご紹介しました。
ぜひ足を運んでみてくださいね!

SHOP INFORMATION
【店名】ラ・ブランジェ・ナイーフ (la Boulangerie Naif)
【住所】東京都世田谷区若林3-33-16
【電話】03-6320-9870
【営業時間】10:00~16:00
【定休日】月.火.水 (臨時休業有)

※写真の商品の種類、価格は、2023年8月現在の情報となります。
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗もしくはSNSなどでご確認ください。

 


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この記事を書いた人

もちづき千代子

もちづき千代子 さん

パン好きなフリーライター。美味しいもの・美味しい酒に恋焦がれながら、美味しい人生を探索中。