イタリアで代々受け継がれてきた天然酵母で作られたパンたちに感涙!Gian Franc氏直伝から日本オリジナルまですべてが” Ottimo”(超美味しい)!【Gian Franco(ジャンフランコ)】(東京都・世田谷区)


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パン好きライターのもちづき千代子です。

突然ですが、皆さんはイタリアに行ったことはありますか?
私はありません。というか、日本という島国を出たことすらありません……それはまた別の話。
でも、私は不思議とイタリアのパンの味を知っています。
それはご近所にイタリアのパン屋さんがルーツの最高に美味しいお店があるから!

今回ご紹介するのは、世田谷区用賀にある「Gian Franco(ジャンフランコ)」さん。

イタリアBRA村で1923年に創業したパン屋 GianFranco Fagnola(ジャンフランコ ファニョーラ)氏の名前に由来した店名のもと、Gian Franco氏が代々受け継いできた天然酵母を譲り受けて日々美味しいパンを焼いてくれています。

お店で提供されているのは、Gian Franco氏オリジナルのパンだけでなく、日本人に親しみやすい日本の風土に合わせたパンも多数。
どれも小麦本来の旨みが引き出された、生地だけでも美味しい逸品ばかりなんです!

店頭に飾られた可愛らしいロゴを横目に、昂る気持ちを抑えながらいざ入店!

眩暈を起こすほどの素晴らしい光景。
ちょうどお昼の少し前に訪れたところ、多種多様なパンたちの群れが一気に視界を埋め尽くしてくるではありませんか!

いかにもイタリアらしいフォカッチャやグリッシーニ、クロワッサンなどの甘いパンにボリューミィな惣菜系のパン、もちろんオリジナル製法のバケットまで、あらゆる食卓のニーズに応える、「デキる」ラインナップに驚愕です。

中でも圧巻の眺めだったのが、Gian Franco氏が日本人の好みに合わせて開発したという「空飛ぶ食パン」が宙に浮いている様!
耳まで柔らかくて食感はふわとろだそうで……説明を聞いているだけで私の方が溶けそうになりました。食べたらきっと「飛ぶぞ!」と叫ぶと思います。

店内にいる間、あれもこれもと目移りしまくりのもちづきでしたが、今回はこちらの3つをピックアップいたしました!まずはこちら「ジャン クロワッサン」。
Gian Franco氏監修のオリジナルレシピで作られたクロワッサンです。
まずもって見た目が特徴的。高さもサイズ感もあって両端をキュっと縛ったような、あまり見たことがない形のクロワッサンです。
しかし、その味はもう……至福の一言しか出てきませんよ。本当に。

外側はサックリと、中じゃしっとりと。口の中に広がるバターの香りのあとに、ふわっとまた少し違った甘さと爽やかさが追いかけてきます。(どうやらバニラとオレンジの皮だそう)。
中にハムを挟んでサンドにしたり、ジャムを塗っておやつにしたり、自宅でいろいろ応用できそうなのもイイですね!続いては「野菜入りバケット(ヴェルドーラ)」。
Gian Francoの誇るオリジナルバケット生地の中に、野菜とベーコンがたっぷりと入った魅惑の一品。
外側にも顔を覗かせるかぼちゃの実の黄色と皮の緑とトマトの赤が小麦色のバケットに映えて映えて、見た目だけでも「美味しい」が当確です!実食してみると、ホクホク野菜とゴロゴロベーコンの存在感たるや。
しかしバケット生地がそれらを懐深く包み込んでいて、決して具材に負けていない強さも感じさせられてしまう!
素朴なようでいて、恐ろしいほどに計算された完成度の高さにはゾクゾクきちゃうほど。
私、これから毎朝ヴェルドーラでいい!トリを飾るは「白ごま・アマニ・サンフラワーのキノコとハムのバゲットサンド」!
なんとこちらのサンドで使われているバケットは、今年の1月にGian Franco氏が新たに作った新作の全粒粉バケットなんだとか。
3種類のシードを練り込んだバケットに、豚肉ハムときのことくるみがたっぷり挟まれた贅沢なサンドとなっておりました。

誰に遠慮をすることもなく大口を開けて齧り付けば、口の中に広がっていく濃密なマリアージュ。
ハムの肉々しい旨みとキノコの深い旨みと、濃いバケットの旨み……。
くるみも食感のアクセントとしてとっても良い仕事をしています。

家で半分温めて食べてみたところ、これもまた◎。華やかかつ実直な美味しさに思わず「Ottimo(超美味しい)!」と一人舞い踊ったのでした。

今回は、用賀の「Gian Franco(ジャンフランコ)」さんをご紹介しました。

イタリア本場のパンと、日本人に合わせて生まれたパン、どちらも絶品です。
ぜひ足を運んでみてくださいね。

SHOP INFORMATION
【店名】Gian Franco(ジャンフランコ)
【住所】東京都世田谷区用賀4丁目14−21
【電話】03-6432-7317
【営業時間】10:00〜18:00
【定休日】月・火・水

※写真の商品の種類、価格は、2023年5月現在の情報となります。
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗もしくはHPなどでご確認ください。


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この記事を書いた人

もちづき千代子

もちづき千代子 さん

パン好きなフリーライター。美味しいもの・美味しい酒に恋焦がれながら、美味しい人生を探索中。