東村山の名店。こちらのロデヴはぜひ一生に一度は!【MAU PAN(まうパン)】(東京都・東村山市)


1+

東村山のMAU PAN(まうパン)さん。

西武新宿線東村山駅と同じく国分寺線八坂駅のちょうど真ん中あたり。
歴史ある東村山八坂神社から小学校を挟んで南にあります。可愛い馬(ウマ)がひっくり返ったロゴ。
ご主人は馬場さん。だから「マウパン」ってホント遊び心とセンスの良さが外ににじみ出てるロゴ。エントランスも上品で扉空けて入ってみたくなります。

入口入ると、まず視界に飛び込んでくるずらっと並んだパンたち。
毎日食べられて、朝を豊かにしてくれる食事パンの数々。
バゲット、ロデブにカンパーニュ。
入口すぐ、お店真ん中に日々の食事パンがあると
お店が何を大事にしてるか買い手にも伝わってきますよね。

凛々しい顔をしたハード系のパンが
背筋をしゃんとしてたたずんで(私にはそう見えたんです)。
ちょっとした絶景でしたよ。「あんバター」。

すみません。
食事パンと言っておいてあんバター。
あんこバターは脊髄反射でとってしまうのです
(※パンはお店の方にお願いして取っていただくスタイル)。
看板商品である「まうぱん」の小さいのに、たっぷりの甘さ控えめで、粒が残ったあんこと、横から見ると丸く見えるように連続U字型にしぼったバター。

ベースのまうぱんは牛乳たっぷりで柔らかいけど、適度な弾力もあって、スムレラ(アイヌ語で秋風を意味する北海道十勝産の小麦。
硬い外皮のみを除いて石臼挽きにした風味高い小麦)入ってて香りもとってもいい。

オレの脊髄いい仕事してる。こりゃ間違いなく美味しいよ。
すぐ近所の路上で食べたけど、もうにやにやしちゃって。
怪しくってごめんなさい。「ロデヴレーズン」。

はい。大本命です。

ロデヴ焼いてるパン屋さんって私は全幅の信頼をしてます。
材料はシンプル。加水率(パン仕込むときに加える水の割合)がかなり高いパン。
成形して焼くの面倒で大変で、かつ残酷なくらい焼き手の技量が出ちゃうパンの筆頭。
そしてちゃんと美味しいと拝みたくなる。

このパンだけで原稿用紙10枚くらい書けるってくらい愛しているパン。
だけど心から美味しいって思えるロデってなかなか出逢えない。
そしてMAU PANさんのロデヴはすごかったんです。

クラスト(表面)はパリっと張ってて香ばしく。
クラム(中身生地ね)は瑞々しくて、とろんとろんに潤ってて、大きな気泡が噛むたび、もにょんと口の中でつぶれて小麦の甘みが口腔にあふれてくる。そこにレーズンの甘みと食感も加わって。

国内産の小麦全粒粉を高い割合で配合して、低温長時間発酵で旨みを極限まで引き出してるパン。

西武電車のって買いにくる価値ありますよ。
あ、ごめんなさいレーズンまったく触れてない笑。「ロデヴマンゴー」

ロデヴがちゃんと美味しいのでマンゴー入れちゃうとさらに大変なことになります。
チーズ足してあげるとちょっとしたマンゴーの前菜やスイーツにもなりますね。「ジンジャーポークサンド」

豚の生姜焼きサンドです。醤油味のタレに味噌を少し足してコクを出していらっしゃいます(違ってたらごめん)。
甘辛いタレにマヨネーズ。そして季節の野菜たっぷり。
ベースのパンはちゃんと美味しいので、何の間違いもないサンド。
内容は季節によって少しずつ変化します。「クリチサンド」

まずごめんなさい。私の持ち運び方がまずかったので、ちょっと断面乱れちゃってます。ホントはこの200倍美しい。

はちみつクリームチーズに黒糖くるみ。
季節によってそこにジャムだったりあんこだったりスペシャルなものがプラスされて。この日はオレンジでした。

他にも個性的なパンや期間限定のパンがたくさん。
またお伺いしますねー!

SHOP INFORMATION
【店名】  MAU PAN(まうパン)
【住所】東京都東村山市栄町3丁目32-17セザール麻美
【電話】070-2835-2952
【営業時間】水〜金 10:30〜18:00 土10:30-17:00
【定休日】 日・月・火

※写真の商品の種類、価格は、2023年5月現在の情報となります。
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗もしくはHPなどでご確認ください。


この記事に関連するキーワード

パン屋さんのご紹介

一覧へ

この記事を書いた人

まなちん

まなちん さん

パンフェス「SENDAI BREAD FES運営責任者」。仙台を世界に誇るパンとコーヒーの街にすべく活動をしています。仙台パンシェア会主宰,Coffeefellows所属。