素材の味が生きる”本物の美味しさ”が日常の食卓を彩る【KANKICHI】(東京都・世田谷区)


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パン好きライターのもちづき千代子です。

突然ですけど、地元に愛されるお店っていいですよね。知る人ぞ知る、隠れた名店といった感じのお店。しかも、その味が「隠してちゃ勿体ないよ~!」ってくらい絶品だったとしたら。驚きの美味しさだったとしたら。……是が非でも発信したくなるじゃないですか。

今回ご紹介するのは、世田谷区瀬田エリアにあるパン屋さん「KANKICHI」はまさにそんなお店。

「本物の美味しさを、日常の食卓へ」をテーマに、日々の食生活に浸透する親しみやすさと素材の味を生かした極上の味わいを両立したパンを作っているのです。最寄りの二子玉川駅から少し歩いた住宅街の中にある「KANKICHI」は、その佇まいからして近隣住民たちに愛されていそうな”街のパン屋さん”といった風情。
入口の横に飾られた掲示板には、お店の季節毎のイベントや地元の情報が貼りだされていて温かみを感じますね。しかし、お店の中に入るとあまりにも種類豊富なパンたちの群れに驚かされます。なんとそのレパートリーは約80種類以上!定番品から季節限定品まで、一気に棚には並べることができないほど、アイデア満載の美味しいパンたちが勢ぞろいしているのです。見渡せば目に入ってくるのは、日常的に食べたい食パンやバゲット、子どもから大人まで大好きな惣菜パン、パン好きもうなされるこだわりのハードパンなどの食事パン。レジ付近のショーケースには美味しそうなサンドもズラリと並んでいましたよ。ディニッシュやあんぱん、シナモンロールなどの定番のおやつパンだけでなく、最近話題のクロワッサンドーナツや、台湾発のミルフィーユ風みるく食パンなど、トレンドもバッチリ取り入れています。さらにはお菓子ブランド「甘吉」では、茨城県産のブランドさつまいもを使ったスイートポテトやサブレ、パイなども販売中。小さな店内の中にこだわりの本物志向の美味しさがぎっしりと詰まっているのです!

正直言って、全種類食べてみたいのが本音ではありますが、今回もちづきがチョイスしたのはこちらの6種類!まずはやっぱり、基本のこちらはいただかねばならない。「KANKICHIバゲット」です。
正直言って、これを食べればお店の実力は完全にわかる!
「本物の美味しさを、日常の食卓へ」」というお店のテーマはここに詰まっていると言っても過言ではない。素朴なようで小麦の味が深いこちらのバゲット、毎日食べても飽きることはない、普遍的な美味しさを湛えています。
そのまま食べるも良し、バゲットサンドやオープンサンドにアレンジするも良し。底知れぬ可能性を秘めた逸品と言えるでしょう。続いてのこちらは「明太子フランス」。
明太子がた~っぷり入ったフランスパンと、ひと言でいってしまえばその名前の通りなのですが……これがまぁ、ビビるくらい明太子ジュワジュワな素晴らしき一品!まずは半分だけ食べて、残りは明日にでも~なんて思っていた数分前の自分が嘘のように、一口食べ始めたら一気に完食。全く止まらなかった……。
これまで食べてきた明太フランスのランキングを塗り替えるレベルに美味しかったです!こちらは「塩チキンのフォカッチャ」!
チキンにトマト、スナップエンドウ、ヤングコーン、トマトにブロッコリーと具材がゴロゴロボリューミィ。ホワイトソースがベースに敷かれているのですが、レモンと塩でさっぱりした味付けになっているので、気が付くとペロっと食べられちゃう。
味のバランスも含めて完成度高すぎなフォカッチャです!これまた感動を覚えた「ブール・オ・フロマージュ」。
チーズが贅沢にもた~っぷり入っていますが、いつもそばに置いておきたくなる、良い意味で普段使いしやすい食事パンではないかと感じました。これ一つで完結してしまう美味しさなのですが、シチューやお肉料理に合わせても絶対にイイ!
私、これは確実にリピると思います。スイーツ系のパンもいっちゃうぞ!
こちら「オレンジのクイニーアマン」。
バターの香りとオレンジの甘酸っぱさのバランスが絶妙すぎ!ひと口かじれば、カリっとしてじゅわ~っとくる食感が堪りません。オレンジは季節入れ替え商品とのことなので、秋・冬にはまた新しいクイニーアマンが登場してくれると思います!そしてそして、これがニューヨークで今流行りのクロワッサンドーナツ「シュプリーム(瀬戸内レモン)」だああ!
爽やかさ感じさせるレモンクリーム&レモンチョコがトッピングされたシュプリーム……ものすごくオシャレな味がしました。しっかり最先端トレンドを押さえているあたり、さすがのひと言。ベースとなるクロワッサン生地の美味しさも言わずもかなでしたよ。今回は、二子玉川の「KANKICHI」さんをご紹介しました。
一つひとつに”本物”の美味しさが詰め込まれたパンの豊富なラインナップに感嘆間違いなし。
地元の方々だけでなく、遠方からでもぜひ足を運んでいただきたいです!

SHOP INFORMATION
【店名】KANKICHI
【住所】京都世田谷区瀬田2丁目14−6
【電話】03-6447-9106
【営業時間】9:00〜18:00
【定休日】年末年始・夏季休業有

※写真の商品の種類、価格は、2023年7月現在の情報となります。
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗もしくはSNSなどでご確認ください。


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パン屋さんのご紹介

KANKICHI
東京都世田谷区瀬田2-14-6
電話番
03-6447-9106
営業日
【営業時間】9:00〜18:00
【定休日】 年末年始・夏季休業有
Instagram
https://www.instagram.com/kankichi_seta_pan/

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この記事を書いた人

もちづき千代子

もちづき千代子 さん

パン好きなフリーライター。美味しいもの・美味しい酒に恋焦がれながら、美味しい人生を探索中。