三鷹の住宅街にできた早くも大行列のお店。クセになる新食感に感動!【siro】(東京都・三鷹市)

2023年07月11日

5+

今回ご紹介するのは、
JR三鷹駅から徒歩5分ほどのところにある「siro」さん。
表参道の人気店「デュヌラルテ」で修行を積まれたオーナーさんによって、23年4月にオープンされました。そのエッセンスを取り入れつつも、よりシンプルであることにこだわったパンが並びます。
それは、日常使いの町のパン屋さんになりたい、というオーナーさんの想いがあるから。
三鷹という住宅街にあるからこそ、派手な見た目ではなくシンプルに。見た目は地味でも美味しいパンを。
そんな想いが込められています。
オーナーさんは三鷹に15年以上住んでおり、いつかこの地で独立してパン屋さんを、と思われていたそう。
前に入っていた30年以上の歴史あるケーキ屋さんが閉店すると聞き、タイミングもイメージもピッタリだと挑戦を決意されたそうです。
その噂は一気に広がり、すでに毎日行列のできる人気店です。
この日はお店の看板商品を中心に、いただいてみました。

◆サン
「ふわふわ新食感の揚げバターロール」、という紹介文を見て「揚げパンね。」と思った私。
そんな端的に表せるものではありませんでした。
ひと口食べた瞬間、頭の中には”?”がいっぱい。
なんというのでしょう、生地の中にふかっと吸い込まれるような、ふわっふわの布団にばふっと包み込まれるような、そんな感覚なんです。
それでいて、しっとりとろける感じもあり、噛んでいくうちにまた食感が変わる、捉えどころのなさ。
普通の揚げパンでもドーナツでもなく、形容しようのないまさに新食感。
ただ間違いなく言えるのは、感動の美味しさです!

◆あん子

老舗あんこ屋さんの粒あんを使い、
アクセントにマスカルポーネチーズを加えたあんぱん。

すっと切れる歯切れのよい生地。
それでいてしっとりと水分を感じる瑞々しさも。
上品でまろやかな甘みの粒あんを優しく包み込みます。
パサつきは全くなく、すっと喉を通る感覚。
それは生地が美味しいからこそなせる技。
中身のインパクトではなく、生地で勝負されていることがひしひしと伝わってきます。
ずっと頬張っていたくなる優しい美味しさ。
こぶりなサイズ感もちょうど良く、名残惜しさと余韻を残しつつ、お腹の中に消えていきました。

◆ナッツ!

カシューナッツ、マカダミアナッツ、ヘーゼルナッツの3種のナッツがたっぷり入ったパン。
驚いたのが、そのナッツの量。
本当に”たっっっぷり”と入っているんです。

どこを食べてもナッツ。
カリコリとした食感と香ばしさがたまりません。
パンを切った瞬間にも、ナッツの芳しい香りがふわっと漂います。
しかもナッツは新鮮で生きている感じのするフレッシュさ。
そのままでも美味しいですが、焼き直すと一層ナッツの香ばしさと小麦の深みが増します。
これは、ナッツ好きにはたまりません。

◆siro食 ぶどう

siro食パンに3種類のレーズンをたっぷり練り込んだぶとうパン。
ここでもまた驚かされました。
外見からもレーズンがたっぷり入っていることは見て取れるのですが、侮ることなかれ。

想像の数倍上をいく量です…!!
しかもこのレーズン、ナイフに果汁がつくほどのジューシーさ。
食べ進めながら、ぶどう食べてたんだっけ、と錯覚するほどの味わいと量です。
もちろん生地も極上の美味しさ。
水分をたっぷり含み、ぷるぷるとした食感。
これまで味わったことのない、クセになる新感覚です。

とにかく生地が美味しく、丁寧な仕事ぶりが伝わってくるパンの数々。
どれをとっても病みつきになる美味しさです。

ぜひ一度、足を運んでみてくださいね。

SHOP INFORMATION
【店名】siro
【住所】東京都三鷹市下連雀3-37-28
【営業時間】
9:30(売切次第終了)

【定休日】日・月・他不定休

※写真の商品の種類、価格は、2023年6月現在の情報となります。
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗もしくはHPなどでご確認ください。


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パン屋さんのご紹介

siro(シロ)
東京都三鷹市下連雀3-37-28
営業日
【営業時間】9:30〜(売切次第終了)
【定休日】日・月・他不定休

Instagram
https://www.instagram.com/siro_bakery/

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この記事を書いた人

Kayo

Kayo さん

パン屋めぐりが毎週末の楽しみ。個人経営のぬくもりのあるお店とパンが大好きです。