横浜・桜木町、大正5年創業「シベリアをしってますか?」【コテイベーカリー】(神奈川県・横浜市)


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横濱女子Aiiiiiiinです。
その昔、横浜駅は現在の桜木町駅でした。
市電と呼ばれた路面電車のターミナルでもあり多くの人が行き交う町でした。
大正5年に日本堂という名前で誕生したパン屋さんは戦後、小麦が手に入らなくなり一時期は喫茶店として営業。
昭和22年からパン屋を再開し、当時流行っていたフランスの香水から名前をいただき「コテイベーカリー」となったそう。

現在の店舗は1974年(昭和54年)からでレトロな佇まいがとても可愛らしい。
「コテイ」と書いてありますが読み方は「イ」を小さく「コティ」と読みます。

コテイさんといえば「シベリア」、昔はどのパン屋さんにあったカステラに羊羹が挟まったハイカラなパン。

入口に大きな布製シベリアが飾られていて、春だからか桜も一緒で可愛かった。
ガラスの引き戸を開けると懐かしい雰囲気の店内。

シベリアがお行儀良く並べられてます。
ここへ来ると私はシベリアを数個と甘食を必ず書います。


「甘食」って甘い食パンって訳でもないのになんで「甘食」って言うのかな?
これ牛乳と食べると本当に美味しいの!
昔から甘食は2個入りというのがお約束で、今日1個食べて明日もう1個食べられるお得な感じが嬉しいのは私だけではないと思う(^^)

コテイさんのシベリアは何度もテレビや雑誌に登場しているので知っている方も多いはず。
水羊羹を挟んであるのでサッパリした味わいで本当に飽きの来ない、時々無性に食べたくなるお味。

実は今回初めて買った「超・ぶどう食パン」
とにかく干しぶどうがギッシリで生地はムギュムギュ系で食べると「超」が付くのが良く分かります(笑)

私はトースターでしっかり焼いてバターを「これでもかっっっ!」ってくらいたっぷり乗せて(塗るというよりは乗せるです 笑)いただきました。

どうでしょう、、、乗せるという表現がお分かりいただけました?

誰もが懐かしい気持ちになるコテイベーカリーさん。
ほのぼのとした雰囲気のご主人と奥様。
お話を伺って時々行きたくなるこのお店がいつまでも変わらずここにあってほしいと更に思いました。
この近くには伊勢山皇大神宮や横浜成田山があり初詣に来る横浜市民が大勢いらっしゃるのでお正月も営業してほしいとの声が多く、三が日はシベリアのみ販売しているそう。
コテイという名前にしたのは喫茶店の常連だったY校(横浜商業高校)の生徒たちからの意見でした。
いつもお客様の声を聞き、それを取り入れる柔軟な心が長年愛される商品を作り続ける原動力にしている素敵なお店です。

SHOP INFORMATION
【店名】コテイベーカリー
【住所】神奈川県横浜市中区花咲町2-63
【電話番号】045-231-2944
【営業時間】(月~土)9:00~19:00 (祝日)10:00~19:00
【定休日】日曜日、不定休あり


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Aiiiiiiiin

Aiiiiiiiin さん

生まれも育ちも「近代のパン発祥地」横浜。 ご近所がパン激戦区でパン屋さんだらけ! 「カリッ」「サクッ」「モチッ」食感フェチ。 シンプルなパンとコーヒーがあれば幸せなアラフィフママ。