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いちおしパン屋さん

もはや芸術的領域のパン『ブーランジェリー・パティスリー・トルトゥレール・アダチ』(横浜・センター南)

2018年04月23日

これは絵画やモザイク画ではありません。ブーランジェリー・パティスリー・トルトゥレール・アダチさんの『エキゾチック』という、マンゴーなどドライフルーツがぎっしり詰まったハード系パンの断面です。
見た目の美しさのみならず、ドライフルーツとパン生地との一体感と歯ごたえがたまりません。
このパンに象徴されるように、力強く独創的なパンは他店では類を見ない孤高のパンです。

伊豆・湯ヶ島にオープンしてから、そのクォリティの高さが評判を呼び、都心からかなり遠いのにもかかわらず、多くのパンフリークが来店し、午前中早い時間に完売という人気店になりました。
今年3月、伊豆のお店をクローズし、横浜センター南に満を持しての開店となりました。
 今回はそのリオープン後初めての訪問です。

店内に入るといきなり目に飛び込んでくる、正面に整然と並べられたハード系のパン。一気にテンションが上がる瞬間です。

大きなカンパーニュの横に、栗のパンが2種類。「パン・ア・ラ・シャテーヌ」は栗粉のパンで、栗粉の仄かな甘みがとてもまろやかでした。「カシス・エ・マロン」はカシス生地のパンに栗の渋川煮が入っていてこちらも栗好きの方にはたまらないパンです。

冒頭でご紹介した「エキゾチック」や同系統でフランボワーズとピスタチオが入った「セーグル・フランボワーズ・エ・ピスターシュ」もとてもおすすめ。
画像左下の「パン・オ・フィグ」はいちじくがたっぷり入ったハード系です。

購入した「フリュイ」です。金属の塊のようにずっしりと重く、焼き色の濃いこのパンも、ドライフルーツがこぼれ落ちそうなくらい入っています。
 焼き色が濃く、香ばしいパンは、クリームチーズと合わせるとぴったりです。

こちらも購入したパンで、バゲット、クロワッサン、ブリオッシュ。バゲットは気泡が綺麗に入った濃いめの焼き色。クロワッサンはレスキュールのバターを贅沢に織り込んだ深い甘みのある絶品。ブリオシュはしっとりと柔らかく仕上がっています。

今回のリオープンの目玉は有名店で修業されたシャルキュティエが作るシャルキュトリー。購入したのは中央の「パテ・ノルマンド」。豚肉のパテがベースで、リンゴとチーズが加えられています。

プチガトーもバージョンアップしています。パリの定番お菓子のサントノーレとモカを購入。サントノーレのクレーム・シャンティイは甘さ控えめでほんのり洋酒が効いていて大人の味わいです。

「パリのブーランジェリーとパティスリーを忠実に再現し、日本風に迎合しない」という基本コンセプトがさらに進化したアダチさん。今後もその進化から目が離せません。


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この記事を書いた人

岡田亮

岡田亮 さん

本業は会社員。休日は北海道から石垣島まで日本全国パンを求めて彷徨う旅人。海外はパリを重点に エッフェル塔も凱旋門も見ずにパン屋とスイーツとビストロ巡り。お米は年に数回しか食べない変な日本人です。