本当のパン通はここに辿り着く。『こだわりの職人が作る最高のパン』【La boulangerie TANE（パン屋たね）】

2021年12月08日ラブベ

金沢駅から南に車で20分ほどの距離にあるパン屋たねさん。こちらは日々パンと真正面に向き合いながらパンを焼き続けるパン職人、藤田さんのお店です。

真っ白な外壁にワインレッドのアクセントの素敵な外観。そこに1歩入ると『こんにちは』と優しい笑顔で温かくいつもご夫婦で迎え入れてくださいます。

対面販売になっていて希望のパンをお伝えし、お店の方が取ってくださいます。小さな面積ですがズラリと美味しそうなパンが並びます。メインは自家製酵母のハード系で、他にはベーグルやクロワッサンが人気です。ラインナップも日々の食卓に馴染むようなシンプルなラインナップです。そして石川県内でもたねさんの美味しいパンは有名で、こちらのパンを提供しているレストランやカフェもあります。決して品数は多くありませんが、そこにもたねさんのこだわりを感じます。

こちらが日々のパンの焼き上がりスケジュール。黒板を見るだけでもわくわくしますよね。

さて、こちらがパンたち。

まずはシンプル系の私のおすすめから。シンプルなパンこそ、たねさんの腕の良さが分かります。まずは「全粒粉バゲット」。国産小麦とイーストと塩だけのバゲット。普段はシンプルにバゲットをそのまま頂くことはないのですが、たねさんのバゲットは絶妙な塩加減と生地の旨みと噛みごたえがもうストライクで期待を裏切らない味わいです。

「自家製酵母のフルーツのカンパーニュ」

サルタナレーズン、カレンズ、クランベリー、オレンジ、無花果まで入ってまた生地がみずみずしく翌日でもしっとり。軽くトーストも良いですがわたしは薄くスライスしてそのまま頂く事が多いです。フルーツそれぞれの美味しさも味わえ、フルーツの存在を生かす生地感は計算しつくされていますね。

「北海道産小麦のベーグル」

カリッと焼いてクリームチーズなんかを付けて頂くのが最高にシンプルなラインナップ。小麦の美味しさが噛みしめるたびに伝わります。お気に入りは人気NO.1のブルーベリーベーグルです。

「抹茶黒豆」

鮮やかな抹茶色のキューブ型で上品で金沢らしい和菓子のような抹茶黒豆。濃厚な抹茶ペーストが練り込まれ、甘さ控えめに炊かれた黒豆が中に入っています。季節により能登大納言だったり栗に変わるのもまた楽しみで、とってもファンが多い1品です。

「シナモンロール」

そしてわたしのお気に入りのシナモンロール。巻き込まれた上品な甘さの自家製シナモンペーストが口の中に広がりカリッ＆しっとりした食感も最高です。

「あんぱん」

かわいいサイズのあんぱん。こちらの粒あんも店主さんが選び抜いた小豆で丁寧に炊かれた粒あんがたっぷり。甘すぎなくて小豆の美味しさが引き立ちます。

「黒糖食パン」

最近ファンが多い黒糖食パン。卵、乳製品未使用でお子様にも嬉しいふんわりしっとり食パン。これはわたしは必ず冷凍ストックしています。

そして秋から冬に毎年登場するりんごパイは全国の美味しいりんご農家から直送されるりんごを使った上品な味わい。このりんごパイは驚くほどサクサクふわふわであっさりに仕上げられていて、アップルパイが苦手な方にも是非食べて頂きたい1品で、今からもう次の秋が楽しみです。

さて、そんな美味しいパンを1人で毎日コツコツ焼かれる店主の藤田さんは、パンと日々真正面から向き合っています。藤田さんみたいに、パン作りをここまで真剣に考える人は今まで出会ったことがないかもしれません。訪問するたびに、真剣な眼差しでいつもパンを焼く姿を拝見しながら、職人としてのオーラを感じます。そして本当にパンを愛する素敵な方です。パン屋たねさんはこちらの今の店舗に移る前は、市内の違う場所にて1998年開店、今のお店で『パン屋たね』になり2005年開店。これからも石川県だけではなく、全国のパン好きさんを虜にするパン屋さんの1つであることと思います。

SHOP INFORMATION
【店名】La boulangerie TANE（パン屋たね）
【住所】石川県金沢市富樫1-7-8
【電話番号】076‐226‐0009
【営業時間】9:00～18:00（売り切れ次第）
【定休日】毎週月曜、第３日曜（※年末年始は12月30日～1月5日までお休み、12月の第3日曜日は営業しています）

※写真の商品の価格は、2021年の11月現在の価格となりますので、変更がある場合がございます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗またはInstagramにてご確認ください。

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