建物から石窯まで自給自足！これぞ、山のパン屋・天豆（そらまめ）

「山奥のパン屋」と聞くとみなさんどんなパン屋さんを想像するでしょうか？
自家製酵母で焼くパン、石窯で焼くパン。看板すら見当たらない隠れ家のようなパン屋？？

南足柄市・矢佐芝という地区にある天豆（そらまめ）さんは、おそらくみなさんの想像を全く裏切らない、これぞ「山奥のパン屋さん」です！！
この山の空気もパンの美味しさを倍増させてくれるんでしょうね！
山道をひたすらと車を走らせ、ようやく姿を表す、天豆さん。店舗兼工房もご主人が建てたもの。

山のように積まれた薪は、石窯の燃料となるもの。半年ぶんくらいは貯蓄して乾燥させてから使うそう。石窯パンは、何よりもこの薪割りの労働力がかかる、と聞いたことがあります。
この薪を４時間ほど燃やし窯の温度をあげて、その余熱だけでパンを焼くそうです。

こちらの石窯もお手製。とてもしっかりとしていて、奥行きが意外にあります。ちなみに、パンを発酵させるホイロもお手製出そう！
まさに自給自足を絵に描いたようなお店です。

見るからにどしっとしたパンたち。

農林61号という国産小麦を主に使用。
カンパーニュやライ麦パンなどのハード系と、食パンやクリームパンなどのソフト系の２種類のパンを作っていらっしゃいます。
どのパンも自家培養したレーズン酵母を使用し、素朴で石窯で焼いた香ばしさと酵母の風味をイカしたパンづくりをしているとのこと。

今回、たくさんパン屋さんを回ったので、ここではライ麦パンを購入。
国産ライ麦50パーセントのずっしりとした酸味のあるパン。
でも食べにくい、ということはなく、酸味と香ばしさがとてもバランスを取れている感じがします。
普段は食パンばかり食べている母が、「このパン、見た目より食べやすいわ〜」と言って食べていたのが印象的でした！

ライ麦パンは、やはりクリームチーズやサワークリームなどを塗って食べると美味しいです！（生ハムを乗せたら最高！）