ルヴァン 富ヶ谷店（代々木八幡）

日本の天然酵母パンのパイオニア、ルヴァン。
創業は1984年、富ヶ谷店は1989年に開店されています。

少し雑な言い方ですが、”自然食ブーム”というのか、そういった流れは言葉を変えながら連綿と続いています。
昔々は中央線界隈にヒッピームーブメントの残り香のようなものがあって、当時の自然食店員さんは無表情に見えて少し苦手に思っていたものです。
そういう私にとって「渋谷・富ヶ谷でboulangerie」のルヴァンはちょっと画期的でした。
ぱさぱさと酸っぱい自然食のパンは、ふくよかに旨みあるパンとして私のイメージを払拭したのでした。

・カンパーニュ317
“ルヴァンの永遠のオーソドックス”と冠される、これぞルヴァン！です。
僅かに鼻に抜ける酸の香り、水分を含んでもっちりの生地を、がっちりクラストが囲みます。
317はオーナー甲田氏のお誕生日なのですね (^^)
ガリッとトースト、スープと合わせたらすっかり幸せになれちゃいます。

・メランジェ
定番中の定番ですね。
こちらのカレンツはキリッと酸っぱく、甘さはすっきり、ところどころの胡桃のこりこりも楽しいのです。
とろ～り蜂蜜を垂らしたら最強です。

・黒豆パンで作った あんバタサンド
半端じゃないお豆感あるサンドです。
こりこりとした歯応えを残した黒豆がゴロゴロと、甘さ控えめ粒しっかり餡子、そこにバターのクリーミィ。
一辺10センチ足らずといった大きさなのに、お腹はお豆食べた～～！と満足しています。
黒豆パンは、もち玄米入りで冬限定です。

こちらで天然酵母のパン作りを学び、開業している方たちはたくさんいらして、「Boulangerie Levain」という種が芽を出し継がれ育っています。
その収穫をあちらこちらでいただけるのは本当に楽しみなことです。