築90年の大谷石の蔵をリノベーションしたお店には、フレンチテイストのパンがたくさん【ポスト・ド・ブレ】（栃木県・宇都宮市）

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2024年04月13日 岡田 亮

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栃木県宇都宮市の郊外、大谷（おおや）町は大谷石が採れることで知られていますが、今回伺ったパン屋さん「ポスト・ド・ブレ」さんは築90年の大谷石の蔵をリノベーションしています。大谷石は軽くて加工しやすく、耐火性に優れているそうです。

斑点模様の大谷石の壁の入り口付近とベンチには花が飾られていて、心和むエントランスです。

パンはショーケースに置かれており、対面形式でオーダーします。ハード系やヴィエノワズリが中心のフレンチテイストのラインナップですが、それもその筈、店主は東京のヴィロンやパリで修業されて2018年にこのお店をオープン。宇都宮の中心から少し離れていますが、そのクオリティの高さから今や宇都宮で一番との呼び声も高いです。

まず目が向いたのはハード系です。栗の粉を使ったパンアラシャテーヌやカンパーニュのバリエーション、すべて欲しくなります。

フランス・イズニーの発酵バターを使ったクロワッサンやフランスの小麦レトロドールを使ったバゲットなど、フランス感満載です。素材への拘りが感じられます。

【購入したパン】

＊ミューズリー・シトロン（画像下）
オーツ麦やヒマワリの種などたっぷりのミューズリーが載ったハード系。レモンが仄かに香る爽やかな後味です。

＊ショコラ柚子（画像上）
カンパーニュのバリエーションですが、柚子のテイストがしっかり効いているチョコレートと柑橘の黄金の組み合わせ。

＊パンアラシャテーヌ（画像下）
栗の粉が生地に入ったリッチなパンでクルミがアクセントになっています。

＊カシューナッツとスモークチーズ（画像上）
胡椒が効いたスモークチーズ入りパンで、ビールのおつまみに合いそうです。

＊パンドミ
絹のように滑らかなクラムです。ほのかな甘みを感じます。

宇都宮一の呼び声は間違っていませんでした。

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