地球にやさしいパンを食べてみませんか？ヴィーガンベーカリー【Te cor gentil（テコールジャンティー）】（東京・麻布十番）

2022年11月12日岩田聡子

2022年10月22日、地下鉄「麻布十番」駅1番出口から徒歩3分の場所にグランドオープンした「Te cor gentil テコールジャンティー」。

卵やバター、牛乳などの乳製品を一切使わない100%ヴィーガンのベーカリーです。

お店のコンセプトに
・地球にやさしい
・身体にやさしい
・動物にやさしい
⇒『人と地球とすべての生き物が共存できる未来を実現したい』を掲げ、
teree（地球）corps（身体）gentil（優しく）を組み合わせた造語を店名にしたそうです。

コンセプトに合わせ、レジ横のレンガ部分の地球もスタッフ皆さんで一から作り上げていました。

彩り豊かで様々な種類のパンが並びます。

ヴィーガンという言葉を最近よく耳にしますが、正直なところはっきりとわからなかったので今回の訪問を機に調べてみました。

ベジタリアン（菜食主義者）は様々なタイプの総称で、そのうち動物性食品を一切口にしない完全菜食主義者のことをヴィーガンというそうです。
元々は「動物を搾取し苦しめることを可能な限りやめよう」という倫理的理由から始まり、そこから、
“美容や健康のため”“環境保全のため”ヴィーガンを選ぶ人が増えているようです。
動物性食品を摂らないことで不足する脂質を植物性の油で補いコクを出したりもするそう。

そのような難しい条件下でのパン作りの監修は、リッツカールトン大阪のベーカーシェフを務めた後、原宿で行列のできる人気店「なんすかぱんすか」のシェフとして活躍された青柳吉紀氏。
また、3,000店舗のパン屋を巡りお店とお客様など、人と人とをつなぐパンディレクターの大谷りえ子氏が立ち上げからアドバイザーとして参加されています。

マリトッツオやクロワッサンもヴィーガンで作れるんですね！
プレオープン期間、11時過ぎに着いたら10時開店からの混雑は落ち着いていましたが、商品は少なくなっていました。
お店の方に伺ったところ、午後焼きあがるものもありますが16時頃に完売する日も多いので早めの訪問をオススメします、と。

※写真にある値札は10％オフのプレオープン期間のものなので、現在の価格とは異なります。

購入したのはこちらのパン達。
その中でも特に気に入ったパンをご紹介。

◆グリーンクロワッサン
外層パリパリ、中はふんわり食感のクロワッサンはそれだけでも美味しいのですが、中にはピスタチオクリームがたっぷり！
このクリームがピスタチオの豆感がしっかりとあり美味しい！！
乳脂肪ではないのにコクがあって満足度が高いです。人気が高く11時過ぎに訪問したときには完売していたのでお昼過ぎに再度訪問して買えたのですが、買って大正解。

◆あんバター
塩バターパンのように油がじゅっと染み出し、鉄板で焼かれたパンの底面はカリカリと心地いい食感に。
粒あんは甘さが控えめで豆感はしっかりしているのにさらりとした口どけで美味しい。お店で丁寧に炊いている小豆だからですね。
有塩のプラントバターはすっきりとした後口。

◆食パン
フォカッチャ生地でできた食パンって珍しいですよね。
形を保つのが難しいほどやわらか～い。クラストは薄く、クラムはしっとりふにゅりとした食感で高加水。
フォカッチャと同じようにオリーブオイルを生地に混ぜています。
焼き目がつくまでトーストするとカリッとクラストがいい音を立てて美味しいのでそちらもお試しくださいね。

今月からは、コロッケバーガー、カレーパン、パンコントマテなどの惣菜パンやバゲットも登場。

お店では、キャッシュレス決済、エコバッグ持参を推奨しています。

今回ヴィーガンのパンを食べてみて、美味しいことはもちろんですが、食べることによって世界で起きていることに目を向け興味を持つきっかけになりました。
食から考える私たちの未来、テコールジャンティーで感じてみてください。

SHOP INFORMATION
【店名】Te cor gentil テコールジャンティー
【住所】東京都港区麻布十番2-18-8　グランルーブル麻布十番1階
【電話番号】03-6809-3230
【営業時間】10時～18時（売り切れ次第閉店）
【定休日】不定休　※Instagramにてご確認ください

※写真の商品の種類、価格は、2022年10月現在の情報となります。
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗またはInstagramにてご確認ください。

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