今のうちに食べてもらいたい「シンプルだから美味しい」パンたち【VIVACE(ヴィヴァーチェ)】(福岡県福岡市)

2022年05月10日

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今回ご紹介するのは、福岡市営地下鉄藤崎駅から徒歩7分ほどのところにある「VIVACE(ヴィヴァーチェ)」さん。

「365日、毎日安心して食べられるパン」を目指して、丁寧にパンを焼かれています。

その基本は国産小麦、自家製天然酵母、沖縄自然塩(シママース)、洗双糖(きび砂糖)。

これらに加え、よつ葉バター・太白胡麻油・伊都物語牛乳・有機野菜など厳選した素材だけを使われています。

 

店内にはパンだけでなく、焼き菓子やプリンも。

それらも全て手づくりされているそうです。

この日は開店早々に訪店。

急に気温が下がって酵母の調子が悪くまだあまり焼きあがっていなくて…と。

食は自然とともにあるのだなと、その難しさと奥深さに向き合う姿勢を垣間見た気がしました。

そんなこともあり限られた種類ではありましたが、どれも丁寧な仕事ぶりが窺える凛としたパンが並んでいます。

◆パンプキンプーさん

この顔に見つめられたら、買わないわけにはいきません。

こんなにリアルにどうやって形を作られているのか、気になります…!

プーさんのお顔はふんわりもっちり。

本物もきっとこんな包容力があるんだろうなぁ、なんて想像に耽りたくなる美味しさです。

黄色い顔の正体は、かぼちゃ。

そこにレーズンがたっぷり練り込まれています。

ジューシーでやわらかなレーズンは優しい甘みではありますが、それだけで十分なにもつけずとも楽しめます。

じっくりかみしめながら味わうと、なんだか気持ちがぽかぽかしてきます。

 

◆伊都物語牛乳でつくったクリームぱん

糸島の美味しい牛乳、伊都物語と、洗双糖、こだわりの卵で作られた自家製カスタード。

ほぼ隙間がないくらい、カスタードクリームがたっぷりと包まれています。

口にした瞬間、クリームがとろんととろけ、じんわりと口いっぱいに広がります。

甘さは控えめで、牛乳本来の甘みだと感じるようなミルキーな味わい。

どこか懐かしさのある、ほんのり甘くてふわふわな生地。

生地もクリームも優しくて、なんだかほっとします。

世代を問わず愛されるだろう美味しさです。

 

◆黒糖あんチーズ

手にした瞬間のしっとりとした肌、そして小ぶりながらずっしりとした手ごたえ。

これは美味しいに違いない…!と確信しました。

生地はもっちりしっとりしていて、黒糖の深い甘みもあり、ずっとかみしめていたくなる美味しさ。

国産有機小豆で作られたあんこは、豆本来の粒感とほくほくした食感を残しつつ、優しい甘みに仕上げられています。

そして舌触りのよいクリームチーズ。

そのほのかな酸味によって、全体がほどよい甘味のバランスになっています。

 

 

お気に入りのパン屋さんに出会えた!

と思ったのですが、

実はこちらのお店、22年7月で閉店してしまうそう…

 

窯が悲鳴をあげており、移転やリニューアルも検討されていないとのことです…

あと数ヶ月の限られた期間ですが、ぜひこの美味しさを味わってみてくださいね。

 

SHOP INFORMATION
【店名】VIVACE(ヴィヴァーチェ)
【住所】福岡県福岡市早良区高取1丁目21-10
【電話番号】092-851-7565
【営業時間】9:00~18:00
【定休日】月・火曜日

※写真の商品の種類、価格は、2022年4月現在の情報となります。
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗またはHPにてご確認ください。


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パン屋さんのご紹介

VIVACE(ヴィヴァーチェ)
福岡県福岡市早良区高取1丁目21-10
電話番
092-851-7565
営業日
9:00~18:00
【定休日】月・火曜日
HP
https://bread-fujisaki.com/

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この記事を書いた人

Kayo

Kayo さん

パン屋めぐりが毎週末の楽しみ。個人経営のぬくもりのあるお店とパンが大好きです。