河津桜と菜の花を見ながら、焼き立てパンを頬張る幸せ♪移動販売の「パンダモンデ」


2月最後の週末、満開の河津桜を観に行こう、と主人とドライブ。河津は数回行っているし大渋滞で車が停められないのはわかっているので、今年は南伊豆町「みなみの桜と菜の花まつり」へ。途中の道は渋滞もありましたが、会場の駐車場所が何か所もあり誘導してくれるのでありがたいです。

12時頃、会場中央付近にある道の駅「下賀茂温泉 湯の花」の裏手、青野川沿いを歩いていたら“焼き立てパン”の看板に続いてパンの移動販売車を発見!「焼き立てですよー♪」と元気な声に釣られちゃいました(笑)

メロンパンやクロワッサンなどもありましたが、お薦めをお聞きすると「天然酵母のパンを召し上がってみて下さい」と。天然酵母&国産小麦使用、卵やバターやミルクなどの乳製品は不使用、とのこと。なるほど、並んでいるパンの顔つきがほわんとして優しいのは食べる人のことを思って素材にこだわって作られたものだからなのか、と納得です。

冷凍庫にパンが大量にあるため、迷った末にライ麦を使った“くるみとクランベリーのライ麦パン”を購入。天然酵母とライ麦の香りが鼻腔をくすぐり、くるみのコクとクランベリーの甘酸っぱさがライ麦生地とよく合います。
トーストしたらとても香ばしい香りに変化!普段はフルーツ入りのパンは焼かずに食べることが多いのですが、なんとなく焼きたくなって焼いてみたら大正解♪バターを塗ったらさらに美味しさアップ。乳製品とライ麦生地は相性いいのです。食感もしっとり→サクサクとはっきりした違いを楽しめるので、ぜひそのままとトーストと食べ比べしてほしいです。

サンドイッチなどの具材は、極力地元“南伊豆”のものを使用されているそうです。小さい車の中にはオーブンがありその場で焼き上げていて、焼きあがったパンが車内の棚にずらっと並んでいるのを見て「小さいスペースでもちゃんとパン屋さんなのだなあ」と初めて知った状況にワクワクしました。

「パンダモンデ」は旦那様がパンを作り、今回お話を伺った奥様のヒロエさんが具材や焼成、販売を担当されています。ヒロエさんの明るい元気な声に私も呼び寄せられました♪
移動販売のため、平日火曜水曜は南伊豆付近のマックスバリュの駐車場で出店、週末はイベントに出店されています。出店情報は「パンダモンデ」のfacebookページに随時掲載されていますのでチェックして美味しいパンに会いに行ってくださいね。

河津の桜祭りでは人が多くて食べながら歩くのが憚られますが、南伊豆町では川辺に降りて敷物敷いて食べることもできますし、遊歩道も広いので買ったパンを食べながら歩いている方も多かったです。

久し振りにプチ情報も。道の駅「下賀茂温泉 湯の花」には南伊豆で食べられている“へらへらだんご”というちょっと気になる名前のおやつもありました。へらへらした薄い形状で小麦粉を使ったもちもちしたお団子に甘じょっぱい味付けをしてすり胡麻をたっぷりまぶしていて美味しかったです。

他にも柑橘系の種類が驚くほど豊富で安く、試食もあり食べ比べたところ、“麗紅”という品種が甘さが濃くて気に入りました。道の駅にも「パンダモンデ」のパンがありましたのでお花見の際には立ち寄ってみてくださいね。


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この記事を書いた人

岩田聡子

岩田聡子 さん

パン屋さんめぐりは人と人を繋ぐ。転勤族&専業主婦の私でも気づけばパンを通じて友達の輪が!!旅行好きな主人と地方のパン屋もめぐってます。