パリで修行したシェフの焼くクロワッサンがおすすめ!神戸の街に根付く「MAISON MURATA  メゾン ムラタ」


神戸の中心街から離れた兵庫区の和田岬にあるパン屋さん「MAISON MURATA  メゾン ムラタ」へ。
場所は、地下鉄の和田岬駅から少し歩き、昭和感漂う笠松商店街を歩くとお店が見えて来ます。
2015年4月2日にオープンしたそうです。

近くには、ヴィッセル神戸のホームスタジアム「ノエビアスタジアム神戸」があるのできっと試合の時は商店街が賑やかな雰囲気になるのでは?
店主の村田圭吾は17歳で神戸のビゴの店に入社、その後22歳でフランスに渡りパリ9区のメゾン・ランドゥメンヌで5年半修業。
日本に帰国してパン教室を主宰してましたが奥様の実家の近くでお店をスタートすることになりました。
私も2年前にパリにあるメゾン・ランドゥメンヌへ訪問したことがあるので、なんか初めて会うのに親近感を感じました。
優しい雰囲気からは感じられない骨太のパン職人さんなんですね。

メゾン・ランドゥメンヌとは?

フランスのグルメガイドブック『ピュドロ』でブーランジェリー・オブ・ザ・イヤー・パリ、つまり「パリ最高パン屋賞」を受賞したお店。
シェフの奥様は日本人。
現在フランスで8店舗を展開し、港区麻布台に1号店 最近赤坂に2号店をオープンしてます。

クロワッサン190円
忙しい中、厨房に入れて頂き、焼きたてのクロワッサンに出会え思わず笑顔。
日本人の口にあうようにバター少なめで卵を使うなど、お値段もリーズナブルで嬉しい。

黄色っぽく見えるのは写真のせいではなく、卵が入っているのでコクが出ます。
外はパリッと中はしっとりしてバターの風味を強調しない美味しさ。

サクサク感をもっと感じたい時は、オーブントースターで2分ほど焼き、余熱で5分程放置したら美味しく頂けます。
と、村田シェフからのアドバイス、これは是非試す価値ありです!

こんな可愛いイラストに包まれたバゲットの中味は、あんバターフランスです。170円

あんバターフランスの断面

赤ぶどうとブルベリーのデニッシュ 260円
クリームチーズとカスタードに組み合わせたバランスがいい感じに、赤ぶどうと口の中で混ざり、サクッとしたデニッシュの食感も好き。
この赤ぶどうがのツルッとした食感がまた惹きつけます。

これは是非食べて欲しいパンの一つアルビオレ。
長さ40センチ程ある大きなパンで、1グラム1円の量り売りなのが嬉しい。

まず見ると、クラストには焦げがありますがパリッと、クラムには穴あき、いびつな形なのですが、噛むと粉の甘みと旨みが広がります。
朝食に毎日でも食べたくなる、一度食べたら、忘れられない味わいです。

今年2018年の個人的な目標は『ムラタの青空パン屋さん』
とおっしゃっていましたが、今日も移動車でパンをいっぱい並べ御影周辺のある施設に販売に行くと笑顔で語ってました。
こちらは出発する直前、車にパンを運んでました。

街に密着して神戸に親しまれる本格派のパン屋さんになること間違いなし❣️

また神戸に来たら是非足を運びたいお店です。


パン屋さんのご紹介

MAISON MURATA  メゾン ムラタ
神戸市兵庫区小松通2-3-14
電話番
070-6924-6931
営業日
7時15分~17時30分(売切れ次第終了)
定休日 水曜日、日曜日
ホームページ
https://www.maisonmurata.com/

おすすめパン

プチ・ボネ」は、小さな帽子と名付けられた一口大のフィナンシェ。
レジの側におかれてます。
なんでも、パリで働いていた時に、パティシエから教わったレシピでだそうです。
バターやアーモンドプードルが少なめだからしっとり食べやすい、一口サイズなのも嬉しいですね。

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この記事を書いた人

大谷 りえ子

大谷 りえ子 さん

ハードパン愛好家。おいしいパンと魅力ある作り手との出会いを求めてパンのある場所どこへでも。訪れたパン屋は国内外で1500軒。シェフの熱意がこもった美しいバゲットやカンパーニュが好きです。国産小麦に興味あり。パン屋さんを巡る旅メディア『パンめぐ』めぐリスト、TV出演も。 https://peraichi.com/landing_pages/view/otanirieko