地元湘南藤沢小麦を使った人気あんぱん、意外な食材とコラボ「ロワール光月堂」

2018年02月28日

2018年2月25日(日)神奈川の県立辻堂海浜公園で、湘南エリアのこだわりを持つパン屋さんが集結する「湘南パン祭り」が開催されました。「湘南パン祭り」は今回で2回目を迎え、前回の約2倍の53店舗のお店が出店。すっきりしないお天気にもかかわらず、約11,000名が来場し大賑わいのパン祭りとなりました。

販売開始は10時からでしたが、公園の広場が会場のため、9時過ぎから開店準備を見ながらどのお店のパンを買おうかと会場を一回りすることができました。
その中で一番気になったお店は、ロワール光月堂さん。
ロワール光月堂さんは、ホテル、レストラン、学校給食のパンも製造している、藤沢エリアの地元密着型製パン会社・長後製パン株式会社の直営店舗です。

そのお店の人気定番品は「湘南あんぱん」。湘南藤沢小麦を使ったブリオッシュ生地で、生クリームと餡を包んだ、ちょっと洋風なあんぱんです。さらに藤沢観光名産品に指定されています。
餡は小倉、こし、ずんだ、コーヒー、焼栗、お茶の6種類。

そしてその名物あんぱんがよりおいしくなる裏ワザとして、「塩こんぶ」とのコラボレーションを提案していたのです。
湘南あんぱんを2個以上買うと、フジッコ社の「ふじっ子 減塩 塩こんぶ」がプレゼントされるという驚きの組み合わせです。
塩こんぶと交互に食べることで、塩こんぶの塩味とうま味が湘南あんぱんの甘味をより強く感じることができ、あんぱんも塩こんぶもどちらもおいしくなる「甘じょっぱスタイル」だそうです。

「あんぱんと塩こんぶ」。ありそうでなかった組み合わせを提案するロワール光月堂さん、実は昨年「PPAPパン」を地元の高校の購買部で5個だけ販売したところ、ツイッターで拡散されTVに取り上げられるほどの大ヒット商品になったというエピソードがあるお店です。柔軟な発想が、今回の提案にもつながっているのでしょう。
ロワール光月堂の齋藤孝曉さんは、「いつも何かおもしろいことができないか探しています。今回の塩こんぶとの組わせも、今後の商品開発のヒントになればとも思っています」と探究心たっぷりです。

編集部も行列に並び、湘南あんぱんと塩こんぶの組み合わせに挑戦!
コーヒーと焼き栗の2種類とゲットしました。ふじっ子 減塩塩こんぶもいただきました。

半分に切ってみると、確かに餡と生クリームが入っています。生クリームは甘さがとても控えめで、餡とパンをうまくまとめて口当たりがいいのが印象的です。
パンを一口、そのあと塩こんぶを一口。どちらもそのまま食べる以上においしく感じるのが不思議です。
程よい柔らかさと塩味のフジッコの減塩塩こんぶは、やさしい食感と甘さの湘南あんぱんにぴったり。永遠に食べ続けられそうで、ちょっと危険かも・・・。

塩こんぶとあんぱんの組み合わせ、あんぱんだけでなくほかの甘いパンとの組み合わせを、みなさんもぜひ試してみてはいかがでしょうか。


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panmegu

panmegu さん

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