パリからお届けするブーランジェリー【メゾン・ランドゥメンヌ】にはグランプリ受賞のクロワッサンなどパリのエスプリが詰まったパンがたくさんある！（東京都・港区）

2025年10月25日岡田亮

日本に居ながら、パリのエスプリ（精神）がたくさん詰まったパンが食べられる！そんな夢のようなブーランジェリー「メゾン・ランドゥメンヌ（Maison Landemaine）」が麻布台にオープンしたのが、2015年3月です。
実業家でありパン職人の石川芳美さんと実業家兼パティシエのロドルフ・ランドゥメンヌさんが2007年にパリに開いたお店がスタートです。今ではパリを中心にグループ全体で約５０店舗ありますが、今回は麻布台店に伺いました。

お店の前に広く取ったテラス席があります。これもパリのカフェみたいで、とてもお洒落です。
これからの季節、秋を感じながらパンを頂くことが可能です。

今回はメゾンランドゥメンヌジャポン、ブランドマーケティングマネージャーの石川智代さんにお話を伺いました。

■ランドゥメンヌさんの「こだわり」を教えてください。

石川さん：先ずバターです。フランス産AOP発酵バターの「モンテギュバター」を「クロワッサンフランセ」と「フィナンシェ」に使用していて、発酵バターの香りをより強く感ずることができます。

小麦はフランス産や北海道産をアイテムに応じて使い分けています。その他の素材も体に優しい安心、安全なものを使用していて、酵母の旨味を引き出すことと手作り感により美味しさを演出することを心掛けています。

■お勧めのパン、人気のパンを教えてください

石川さん：（前述の）発酵バターモンテギュを使ったクロワッサンフランセです。（他に国産発酵バターを使ったクロワッサンジャポネもある）このクロワッサンはあえて折り込みを12層にとどめ、層を多く作ることでバターの風味をより引き出しています。2025年7月のジャパン・フード・セレクションでグランプリを受賞しています。（筆者注：2020年にバターがレスキュールからモンテギュに変更されて、より一層バターの風味が香るのを感じました）

続いては、3種類あるバゲットです。
通常のバゲットはシンプルでふんわりとした食感、バゲットトラディショナルは自家製天然酵母の旨味ともっちり感があります。そしてバゲットカンパーニュは生地に自家製ライサワー種が折り込まれていて、仄かな酸味を感ずることができます。

他には古代小麦を使ったカンパーニュ生地に、栗の花の蜂蜜が練り込まれた「ル　シャン」です。こちらのパンは外資系ホテルでも使われていて好評です。（筆者注：リベイクすると栗の花の蜂蜜が華やかに香る、絶品でした）

未来の地球環境を考えたパンとして、植物性素材のみを使用したメロンパンがあります。（筆者注；こちらのパンは、通常の動物性素材使用のものとの違いが分からないくらいレベルの高いパンでした）

そしてロスパンにも取り組んでいて、バゲット生地に残ったパンを混ぜ込んだ「ヴィエノワ」は、プレーンとショコラの2種類があります。（筆者注：シンプルでソフトなパンですが、食事に合うパンです）

■今後の構想などを教えてください

石川さん：ご紹介した通り植物性の食材のみで作ったメロンパンなどに加え、植物性代替卵「Yumgo（ユンゴ）」を使ったカヌレやフィナンシェなども開発していて、これらは乳製品アレルギーの方に優しい商品であることに加え、CO2削減にも貢献しています。

また付随する活動の一つとして石川芳美さんとロドルフ・ランドゥメンヌさんは、ノルマンディーに200haの森を購入して、種まきや植樹を通じて森の再生と生態系の保護、そして無農薬の小麦栽培などを行っています。
森の再生により、「鳥の鳴き声を増やすこと」を一つの指標とし、実際に増えています。（筆者注：鳥の鳴き声の種類が分かるソフトウェアがあるそうです）
こうしてメゾン・ランドゥメンヌは持続可能な、未来を見据えたブーランジェリーを志向して参ります。

日本に居ながら、パリの味と雰囲気を楽しめる、素敵なブーランジェリーです。

SHOP INFORMATION
【店名】メゾン・ランドゥメンヌ　麻布台
【住所】東京都港区麻布台3-1-5　麻布台日ノ樹ビル１階
【電話】03-5797-7387
【営業時間】平日：8:00~16:00　土日:8:00~18:00
【定休日】年末年始　※臨時休業あり

※写真の商品の種類、価格は、2025年10月現在の情報となります。
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗もしくはSNSなどでご確認ください。

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