シンプルながらもこだわりの詰まったパンが並ぶ神楽坂の名店【Pain des Philosophes(パン・デ・フィロゾフ)】(東京都新宿区)

2022年09月05日

0

今回ご紹介するのは東京メトロ神楽坂駅から徒歩5分ほどのところにある「Pain des Philosophes(パンデフィロゾフ)」さん。

 

住宅街の坂の途中に現れるお店。

通り過ぎてしまいそうな落ち着いた店構えながらも、絶え間なくお客さんが出入りする人気店です。

 

その人気の理由のひとつは、オーナーシェフの榎本哲さん。

「ドミニク・サブロン」はじめ、有名なパン屋の立ち上げに関わっておられます。

 

その哲学を表すような、シンプルながらもこだわりの詰まったパンが並びます。

訪れたのは14時過ぎ。

パンの数は限られていましたが、時間によって焼き上げる種類が異なるため、すべてのパンが揃うことはないそう。

その時々のパンとの出会いもまた、楽しみのひとつですね。

 

 

◆クロワッサン

AOP発酵バターが使われており、芳醇なコクのある香りと味が特徴的。

端正な佇まいは思わず眺めていたくなる美しさです。

しっかりとバターの香りがしつつも、すっと鼻を抜け、後にはまろやかさの残るような感覚で、重さはありません。

外はパリパリサクサクと軽さがありつつ、中はみっちりと詰まっており噛みごたえのある生地。

良いものを噛みしめている、そんな感覚のある逸品です。

 

 

◆北海道とうもろこしのリュスティック

高加水のリュスティックに、とうもろこしを練り込んで焼き上げたパン。

季節によって、練り込まれる具材が異なるようです。

ふんわりとしていながらも、最後にはもちっと口の中に水分を感じる、絶妙な加水の加減。

生地の外側に出たコーンは、焼きとうもろこしのような香ばしさがあり、内側のコーンはほのかな甘みがあります。

夏を感じさせる、優しい味わいのパンです。

 

 

◆チャバタ・オリーヴ

こちらも高加水のパン。

生地にはグリーンオリーブが入っています。

リュスティックよりも加水率が高いのか、ややねっとりとした弾力も感じます。

噛むほどに増す、小麦の香ばしい香りとほのかな甘み。

そこにオリーブの塩味と芳醇なコクが加わり、味に奥行きが増します。

小麦の配合や発酵、そして水分量にも細部に至るこだわりが感じられる逸品です。

 

 

この他にバゲットも食べましたが、それもまた他店にはない繊細なバランスを感じる美味しさ。

どの商品をとっても、多くの人が足繁く通うのも頷けます。

ぜひ一度、足を運んでみてくださいね。

 

 

SHOP INFORMATION
【店名】Pain des Philosophes(パン・デ・フィロゾフ)
【住所】東京都新宿区東五軒町1-8
【電話番号】03-6874-5808
【営業時間】10:00~19:00 ※売り切れ次第終了
【定休日】不定休(SNSにて告知)
※パンのご予約お取り置き不可

※写真の商品の種類、価格は、2022年8月現在の情報となります。
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗またはInstagramにてご確認ください。


この記事に関連するキーワード

パン屋さんのご紹介

Pain des Philosophes(パン・デ・フィロゾフ)
東京都新宿区東五軒町1-8
電話番
03-6874-5808
営業日
10:00~19:00 ※売り切れ次第終了
【定休日】不定休(SNSにて告知)
※パンのご予約お取り置き不可
Instagram
https://www.instagram.com/pain_des_philosophes/

一覧へ

この記事を書いた人

Kayo

Kayo さん

パン屋めぐりが毎週末の楽しみ。個人経営のぬくもりのあるお店とパンが大好きです。