食パン発祥のお店「ウチキパン」(神奈川・元町)
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私が生まれ育った横浜は「近代パンの発祥地」。
横浜は200年以上続いた鎖国が終わり、沢山の外国人と異国文化が入ってきた様々な物の発祥地でもあります。
1859年に開港して外国人たちが住む居留地だった現在の山下公園近くに、イギリス人ロバートクラーク氏が営む「ヨコハマベーカリー」という、港に出入りする海外の船員や外国人向けのパン屋さんがありました。
当時、横浜に住む外国人はイギリス人が一番多かったそうです。そのお店で10年修行した打木彦太郎氏が1888年、元町に開いたのが「ヨコハマベーカリー宇千喜商店」現在の「ウチキパン」さんです。
大人気の食パン・イングランドは山型のイギリス食パン。イングランドは現在も当初と同じホップ種で作られているそうです。当時はまだイースト菌がなく、酵母を作るためにホップを日本最初のビール醸造所から手に入れていたそう。(現在のキリンビール)
当時日本で暮らしていた外国人は日本食をほとんど食べず、母国の食卓と同じように洋食ばかりで正統派のイギリスパンを毎日欠かさず食べていました。そのためウチキパンのパンは外国人には必要不可欠だったそう。利用者の多くが外国人だった精養軒や横浜・鎌倉・大磯などのホテルからの注文も一手に引き受けているほどの本格的な味。日本人のお米と同じように飽きることのないシンプルさ。
イングランドはお店でお好みの枚数にスライスしていただけます。私は5枚か6枚切、サンドイッチにする時は8枚切でお願いしてます。
そしてウチキパンといえばこのレトロなショッパー。
これを持っていると元町へ行ったのがバレます(笑)
なんとこのショッパー、嬉しいことに無料です。
上が丸くて真っ白できめの細かいもっちりした生地。
お顔を描いたら「しょくぱんまん」。
最近流行りの甘めの食パンと違いお食事に合うお味。少し切れ目を入れて、きつね色になるまでしっかり焼きます。バターをたっぷり塗るのがおすすめ!カリッとした切れ目にバターが染み込んで本当に幸せ♡卵料理やカリカリベーコンがあったら最高です(^^)BLTなどサンドイッチにも(サンドイッチにするなら8枚切がおすすめです)。
店舗はこの横浜元町のみ。
100年以上守られた歴史ある正統の食パンをぜひ召し上がって欲しいです。
SHOP INFORMATION
【店名】ウチキパン
【住所】神奈川県横浜市中区元町1-50
【電話番号】045-641-1161
【営業時間】9:00〜19:00
【定休日】月曜日(祭日の場合は火曜日)
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗またはHPにてご確認ください。
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パン屋さんのご紹介
- 店名
- ウチキパン
- 住所
- 神奈川県横浜市中区元町1-50
- 電話番号
- 045-641-1161
- 営業日時
- 9:00~19:00
定休日:月曜日(祭日の場合は火曜日)
この記事を書いた人
Aiiiiiiiin さん
生まれも育ちも「近代のパン発祥地」横浜。 ご近所がパン激戦区でパン屋さんだらけ! 「カリッ」「サクッ」「モチッ」食感フェチ。 シンプルなパンとコーヒーがあれば幸せなアラフィフママ。
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