近隣住民が愛してやまない行列のできる人気店「Boulangerie bèe ブーランジェリー ベー」


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西武池袋線「大泉学園」駅北口から出て大泉街道方面に進み、「大泉妙延寺前」交差点を渡り右手に進んだ一つ目の道を左折したら見えてくるのが「Boulangerie bèe ブーランジェリー ベー」さんです。駅からは徒歩5分ほど。お店のことを知ったのは、こちらの近くに住むパン友さんが二回お土産にくださったのがきっかけ。ハード系も折り込み系もスイーツも美味しくて、これは自分で一度行ってみたい!と思い、大泉に近い私の実家に帰る日に訪問してきました。


訪問したのは平日の11時半。コロナ禍で現在一度に入店できるのは4人まで。「まだこれから棚にパンが並びます。ゆっくり選んでくださいね♪」と笑顔を絶やさない親切なスタッフさん達。私の後に続々とお客様が並ばれる中、テキパキと接客をこなされています。


食パンだけでこの日は4種類。パリッとしたクラストの焼き色がどれも美味しそう。


バゲットは2種類ありました。このバゲットを寝かせてあるカゴが好み。


これら食事パンに合う、トリッパの煮込みや豚肉のバルサミコ煮、リエットやタプナードも並んでいて、「お惣菜まで手掛けられているなんて、フランスのお店が大泉にあるみたい!」とテンションあがります。


店内左手にはパンに合う食材(蜂蜜、塩、バルサミコ酢、オリーブオイル等)や自家製の焼き菓子が並んでいます。パン好きさんから「パンに合うお供って何ですか?」と聞かれることがよくありますが、こうやってお店に並んでいるものは《相性抜群》とお店の方が選んだものですから、試してみることをお勧めします(^-^)


店内右手にはオリジナルエコバッグ(シンプル&スタイリッシュ)、地元産の野菜や地元の方との助け合いを感じるコーナーが。パンにも地元の素材が使われているそうです。

購入したパンはこちら


『バゲット ベー』
フランス産小麦100%、低温長時間発酵。先のとがり具合もクープの立ち上がりも見惚れてしまうほど被写体にぴったりなバゲット(笑)。お煎餅のように香ばしい香り。ガリリカリリと耳まで響き渡るような小気味いい音をたてる引きのあるクラストは、口の中ではおとなしくなり、小麦の甘みをたっぷりと感じられるクラムのもっちり感、鼻腔へと抜けていく小麦の甘い香りへと感覚が変わっていく。うまいなあ、美味しいなあ。


『クロワッサン』
巻きの向きがわからず上下逆だったらごめんなさい(>_<)。指にバターの油がつくリッチタイプ。断面からは発酵バターだと誰でもわかるくらいのいい香り。リベイクせず当日食べると、サックサクの外層、ふんわりしっとりややもちっな内層。バターたっぷり使われているのに後味が重くなくて、ほんのり甘みがあるのも好み。以前友人にもらった、中にハムの入ったジャンボンクロワッサンがとても美味しかったので、今回予約してクロワッサンを購入したけれど、大正解!


『黒糖レーズンブレッド』(写真上)、『文旦ピールのパン』(上の写真手前)


友人おススメの『黒糖レーズンブレッド』
有機レーズンを沖縄産黒糖酒と有機黒砂糖に漬けたものを練り込んであるそう。
黒糖入りだからかトップのクラストの焼き色が濃く、クラッとするくらい強く香ばしい香り。発酵種からくる香りでもあるのかな?
クラストは薄く、クラムはむちっとしているのに歯にまとわりつかず。やわらかくたっぷり入ったレーズンの優しい甘みと深みを与える黒糖の甘み。
クラムにライ麦っぽい香り?カンパーニュと同じような香りがします。クセになる味わいで深夜なのに1枚ペロリでした(笑)


『文旦ピールのパン』
お店で手間暇かけて作った自家製文旦ピールを使用。スライスしたものを嗅ぐと圧倒的な柑橘感ほとばしる香り!あれ?私パンを手に持ってるよね?果物食べようとしてるわけではないよね?と不思議な感覚になるほど。文旦ピールははっきりした苦みがあり、一緒に練り込んだヘーゼルナッツも香りに特徴があって二つが合わさって力強いパンに。これもクセになる味。クラストはがっちり、クラムはむっちり。

甘い系もとても美味しいのでご紹介


大人のコッペパン(写真の上)、ピスタチオとグリオットチェリーのエクレア(写真の真ん中)、テヴェール(抹茶のパン。期間限定商品。写真の下)


『大人のコッペパン』
甘さ控えめな粒あんとたっぷりの無塩バターをバゲットにサンド。小麦の香りが鼻から強烈に抜けて甘みもあるバゲットの印象に負けないよう、あんもバターもたっぷり使った贅沢さ。ベーさんのバゲットにハマった私には最高に好みのパン!


『ピスタチオとグリオットチェリーのエクレア』
シュー皮はさっくり。ピスタチオクリームが濃厚で、グリオットチェリーの酸味がピスタチオの濃厚さにさっぱりさを与えてとっても美味しかったです。エクレアは時期によって中身が変わります。

『テヴェール(抹茶のパン)』
苦みを感じるほど贅沢に抹茶を使ったブリオッシュ生地に、たっぷりのホワイトチョコがじわ~っと口の中に甘みの膜を作り、抹茶のいい香りだけを鼻腔から逃がす。ザクザクのシュトロイゼルにほうじ茶を使うところが、お茶を重ねたときのマリアージュをシェフが狙ったのかなあと想像。よく考えられたバランスのパンでホワイトチョコがあまり得意ではない私が美味しいと完食しちゃいました。


「ブーランジェリー ベー」さんは今年4月末をもって現在の場所での営業を終え、駅に少し近づいた場所で新店舗をオープンさせるそうです。3月22日更新されたInstagramによると、小さなレストランを併設した新店舗は6月中旬オープンになりそうとのこと。國島武人シェフの夢であったベーカリーレストラン形態に変わるそうなので、現在のようにパンやスイーツが棚いっぱいに並ぶのも来月まで。新店舗開店準備のための臨時休業もあるので、訪れる際はSNSをご確認ください。人気店のため、早い時間に商品が品薄になるので、気になるパンはお電話でお店に予約することをオススメします。

パンに合う食事が楽しめる新店舗も食いしん坊の私には楽しみです。

SHOP INFORMATION
【店名】ブーランジェリー ベー
【住所】東京都練馬区東大泉3-16-32
【電話番号】03-5387-3522
【営業時間】10:00~19:00
【定休日】日曜・月曜 ※2021年4月4日(日)~7日(水)まで臨時休業。
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。


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この記事を書いた人

岩田聡子

岩田聡子 さん

パン屋さんめぐりは人と人を繋ぐ。転勤族&専業主婦の私でも気づけばパンを通じて友達の輪が!!旅行好きな主人と地方のパン屋もめぐってます。