メニューには物語がある。銀座「茶時ひねりや」でしか食べられない、感動的なあんこトースト

2021年02月12日

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銀座一丁目の端にある「茶時ひねりや」さんを訪問。東京メトロ有楽町線「新富町駅」から徒歩約2分、東京メトロ、都営浅草線「東銀座駅」からは徒歩約6分のところにあります。

落ち着いた佇まいのお店は、まるで隠れ家のよう。引き戸を開けてお店の中に入ると、ホッとする空間が迎えてくれます。「自分の好きなものだけを出しています」とお話してくれたのは、オーナーの安田さん。

元祖「あんこトースト」。食パンからこだわりぬいた絶品です

ひねりやオーナーの安田さんは、食パンとあんこが大好きなんだそう。お店をオープンしたら「絶対にあんこトーストを作ろう」と考えていたそうです。あんこもお店で手作りされています。あえて「あんこバタートースト」と言わないのは、安田さんにとって「あんこトースト」にバターを使うことは“常識”だったから。ひねりやさんのトーストの「サクッ」という食感は、まさに新食感です。「こんな食感のトースト、食べたことない!」と思うほど、美味しい!外はサクサク、中はもちもちのトーストの焼き加減が絶妙なバランスを保っていて、塩気のあるバターがあんこの甘さを際立たせています。

ここでしか食べられない「ピザトースト」

分厚いトーストに、たっぷりの具材がのせられたピザトースト。食パンはあんこトーストと同じ食パンを使用しているのに、あんこトーストとは違った表情を見せる食感が楽しいです。ふんだんにちりばめられた玉ねぎやピーマン、ベーコン。アツアツのチーズがとろ~りとろけて、タバスコもチーズも、あえて何もかけずに食べていただきたい一品です。

信楽焼でいただく和紅茶

紅茶の茶葉を見つけるまでに1年を要したという安田さん。磁器やガラス食器でいただくことが多い紅茶ですが、信楽焼で紅茶をいただくのだとしたら、和紅茶なのでは?という答えにたどり着いたそうです。和紅茶はあんこトーストとともにいただきました。

メニューすべてに物語がある

あんこトーストやピザトーストはシンプルながら、それでいて想像できない深みを感じるのは、「メニューすべてに物語がある」とお話してくださった安田さんの、食パンへの「好き」と「こだわり」があるから。使う器、食材…、そして完成するメニュー。「ひねりや」さんであんこトーストをいただく、ということは、ただ食べるというだけで終わるのではなく、出来上がるまでの歳月、使われる食器、お店の雰囲気、すべて含めて体験することができるのだなと思います。

買う、食べるということだけに意識が行ってしまいがちですが、ひとつのメニューが完成するまでにかけられた年月、使われる食器へのこだわり、空間…、メニューの価格のなかには、そのメニューが完成するまでの物語も含まれているんだ、ということ。そうした物語が「ひねりや」さんの美味しいメニューの隠し味なのかもしれません。

ひねりやさんのあんこトースト(ピザトーストも!)、たくさんの方に知っていただき、食べてもらいたい一品です。

SHOP INFORMATION
【店名】茶時ひねりや
【住所】東京都中央区銀座1-23-8 平凡商事音響ビル1階
【電話番号】03-6228-6087
【営業時間】11:00~19:00
【定休日】土日祝日
【HP】https://hineriya-chaji.com


パン屋さんのご紹介

茶時ひねりや
東京都中央区銀座1-23-8 平凡商事音響ビル1階
電話番
03-6228-6087
営業日
【営業時間】
11:00~19:00
【定休日】
土日祝日
HP
https://hineriya-chaji.com

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この記事を書いた人

ship さん

甘い系のパンと食パン、惣菜パンが好きです。パン屋さんを見つけると、無意識に吸い込まれてしまいます。