大阪で開催された世界最高峰の国際製パンコンクール 日本代表が決定!


2年に一度、フランスで開催される世界最高峰の国際製パンコンクール「第8回 モンディアル・デュ・パン日本代表 最終選考会」。今年は10月28日(水)・29日(木)に大阪で開催され、日本代表選手が決定しました!

優勝したのは
谷口 佳典シェフ(ブーランジェリー・ フリアンド)です。
おめでとうございます!

谷口シェフのお隣にいる方は「パン業界でのボクのオヤジです」と谷口シェフが笑顔で語る、パン業界の大御所坂田シェフ。

そのサポートを受け持つ若手ブーランジェ(コミ)の選考会では、フルニエの北峯昌奈さんが優勝。素敵なペアがここに誕生しました。

パンの世界大会「モンディアル・デュ・パン」とは?

会場には滅多にお会いできないパンの大御所がずらりと。ちょっと緊張してしまいます。

モンディアル・デュ・パンとは、2年1回、日常パン・健康と栄養パン・ヴィエノワズリー・サンドイッチ・飾りパンなどの総合力を競う世界最高峰の国際製パンコンクールです。また、25歳以上のシェフと22歳以下の若手パン職人がチームになって取り組む競技で、若手の育成を目的とした唯一の大会です(ホームページより引用)。

 

こんがりと焼かれたパンが、目の前で飾りパンになっていく瞬間は圧巻です

残念ながら初日しか拝見できませんでしたが、一日会場にどっぷりといました。谷口シェフのお店は関西の阪神間に、昔からある夙川ではおなじみのパン屋さん。私も小さな時から通っていたので、想いがいっぱい詰まったご近所のお店です。

三代目でシェフ・ブーランジェの谷口佳典さんの焼くパンは、世界的なパンのコンテストに入賞経験がありながらも、手ごろな価格なパンが並んでます。

緊張感あふれる会場で、次から次へと机の上にパンが並べられます。じっくりとプロの目で見て、嗅いで、食べて…と審査されていきます。

会場はコロナの影響もあって人数制限もあり、参加した企業も前年度より少ないのですが、開催できたのは嬉しかったです。関係者の方々のお陰ですね。

「第8回 モンディアル・デュ・パン日本代表最終選考会」

《優勝》谷口佳典(ブーランジェリー・フリアンド)
《2位》柳川玖哉(ブーランジュリー・ヤナガワ)
《3位》高橋佳介(Comme’n)
☆優勝の谷口シェフは、来年開催予定の第8回モンディアル・デュ・パンに日本代表として出場

「第4回最優秀若手ブーランジェコンクール」

《優勝》北峯昌奈(パン工房フルニエ)
《2位》横畠沙耶香(Zopf)
《3位》佐土原愛果(Boulangerie Kishimoto)

3日間に渡って繰り広げられた大会も無事に終えることができました。

会場の外にあるテラス席では、予選に登場したシェフが焼くパンが食べることができました。ハード系のバゲットやカンパーニュは、何もつけずそのままの味わいが好きです。ちょっと甘みを感じるもっちりした生地に、くるみがいっぱい詰まった丸いパンも美味しいです。

フランスで開催される世界最高峰の国際製パンコンクール「モンディアル・デュ・パン」の世界大会。日本のパン好きの皆様にもっとこの大会を広めて、認知して欲しいです!


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この記事を書いた人

大谷 りえ子

大谷 りえ子 さん

ハードパン愛好家。おいしいパンと魅力ある作り手との出会いを求めてパンのある場所どこへでも。訪れたパン屋は国内外で1500軒。シェフの熱意がこもった美しいバゲットやカンパーニュが好きです。国産小麦に興味あり。パン屋さんを巡る旅メディア『パンめぐ』めぐリスト、TV出演も。 https://peraichi.com/landing_pages/view/otanirieko