手作りの窯で焼き上げる、北海道・岩見沢の「ミルトコッペ」

2020年11月12日

今回ご紹介するのは、北海道岩見沢市美流渡にある、「ミルトコッペ」さん。山あいの道のさらに脇道に入ったところにあるお店なのですが、隠れた人気店です。ご主人が外装から内装、窯に至るまですべてご自身で建てられた店舗。一から建てたとは思えない立派な佇まいです。

この日は開店30分後に訪れたのですが、すでに焼き立てパンは売り切れ…配送用にとっておいた冷凍パンがある、とのことで、ご厚意で購入しました。

見た目以上の重量感のあるパン

このパンの特徴は、薪窯焼きならではの深みのある香ばしさ。こんな深みを感じるパンに出会ったのは初めてかもしれません。基本の材料は至ってシンプルで、小麦粉、砂糖、塩、天然酵母のみ。それでありながら、薪で焼かれているからか、こちらのパンからは豊潤でふくよかな香りがします。

生地はぎゅっと詰まっていて弾きの強さがあるのですが、もっちりしっとりとした食感です。パンの種類はコッペパンと食パンの2種類。そこにくるみ、豆、レーズンの入った食パンとコッペパン、あんぱんというレパートリー。どの具材も、パンの生地を引き立てるような、シンプルな味付け。

くるみパンは、渋みが少なく粒が小ぶりでパンの生地を活かした味わい。レーズンパンはジューシーながら、こちらも小麦の香りを引き立てるお味。

豆パンは自然な甘味で、バターと合わせても美味しそう。

食パンは耳はフランスパンのようにかみごたえのある食感ながらも、内側はみっちりつまったもちもち食感。ふくよかな香りに包まれてなんだか懐かしくほっこりした気持ちになれるパンたちです。

ぜひ一度立ち寄ってみてくださいね。


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パン屋さんのご紹介

パン工房ミルトコッペ
北海道岩見沢市栗沢町美流渡南町90-1
電話番
0126-46-2288
営業日
営業時間
午前10時よりパンがなくなるまで

定休日
毎週月曜・火曜日(冬期間12月~4月下旬頃までお休み)
HP
http://www9.plala.or.jp/coppe/index.htm

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この記事を書いた人

Kayo

Kayo さん

パン屋めぐりが毎週末の楽しみ。個人経営のぬくもりのあるお店とパンが大好きです。