和歌山の名店が東京・清澄白河へ進出!「中村食糧」


和歌山で人気だった名店「3ft」が、「中村食糧」と改め東京にオープンしました。

あるイベントで初めて3ftのパンを食べた時の衝撃が今でも思い出されます。残念ながら和歌山のお店には訪問できませんでしたが、9月末にオープンしたとのことで、さっそく訪問してきました!

場所は清澄白河駅近くの住宅街の一角にあります。清澄白河駅A3の出口からが1番近いです。階段を上がると、地図看板があるので、右に進んですぐ左手にある信号をわたります。清澄白河駅から徒歩3分。(これはお店のInstagramより引用)

私もこの通りに行きました。

どんなパンに出会えるのか楽しみながら、パン屋さんに近づくと、そこはパン屋さんとは思えない、コンクリート打ちっぱなしのスタイリッシュなビルの外観。

和歌山のお店も狭かったそうですが、東京店もすごく小さいのに、なぜか落ち着く不思議な感じ。この棚に並んでいるパンの焼き色を眺めていると、思わずお味を想像してしまいます。

購入したパンはこちら

口に入れたらやはり、この驚異的な加水に驚きます。高加水のパンを作るには難しいのではと聞くと、中村シェフは「小麦が自然と欲しがるので加水しています」とのお答え。シェフの手からパンが生まれるんですね!

5種類もの発酵種を用意して100パーセント前後の水を含ませた生地、シェフの発想は凄いです。修行先での経験かと思いましたが、ご本人は本を読み研究を重ねたそうです。

*みんなのパン

スペシャリテな高加水、かなりもちもちした食感、口のなかでとろけるような美味しさです。クラムはミルキー。

 

*イチゴ

甘酸っぱい木イチゴ果汁にパインとマスカット初めて味わうパン。

 

*あんこマスカルポーネ

みんなのパンを使ったバリエ。イタリア原産のマスカルポーネに、このなめらかなたっぷりとしたこし餡がむぎゅりとしたパンの生地と三重奏が鳴り響きます。もう一度食べたい!

断面からも分かるように、水分たっぷり含んでいることが、食べる前から感じられます。5種類の発酵種をパンによって使い分けて風味をつくり出していくそうです。水分を大量に加水させた生地の発酵は温度の管理に気をつかいます。自然な美味しい甘みを、パンから感じます。

ハード系というと、硬くて酸味が強いという印象をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。ハード系パンが苦手な人でも、これなら食べやすく好きになると思います。

家に持ち帰り、食べきれないパンは冷蔵庫ではなく冷凍します。パンはご飯と同じでんぷんなので、冷蔵庫だと老化が進んでしまいます。スライスし、ラップして冷凍が美味さを保つ秘訣です。トースターで霧吹きしてパリッと!

オーブンのおはなし

3ftではキュウーハン社製ガスオーブンを使用していたそうです。東京店舗でもガスオーブンを使いたいので、先日試し焼きをしてきたそう。パン屋さんでガスオーブンを使用しているお店は少ないそうで、シェフも独立して初めてガスオーブンを使ったそうです。

キュウーハンさんに決めた理由は「ボッっと火が着くのがとてもかっこ良く、遠赤外線でじっくり焼くことができるのが魅力的だった」からだそうです。

中村食糧さんは通販もしています。お取り置きはできません。また、入店は1組ずつお願いしています。店内の撮影は、スタッフの方のご了承を得てから可能となります。

どのパンも素晴らしい香りを放っています。清澄白河がこれからパン好きには嬉しいスポットになりそうです。


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パン屋さんのご紹介

中村食糧
東京都江東区清澄3-4-20 MAP
営業日
open : 10:30〜15:30
定休日 : 火、水曜日
HP
https://nacamera.net/

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この記事を書いた人

大谷 りえ子

大谷 りえ子 さん

ハードパン愛好家。おいしいパンと魅力ある作り手との出会いを求めてパンのある場所どこへでも。訪れたパン屋は国内外で1500軒。シェフの熱意がこもった美しいバゲットやカンパーニュが好きです。国産小麦に興味あり。パン屋さんを巡る旅メディア『パンめぐ』めぐリスト、TV出演も。 https://peraichi.com/landing_pages/view/otanirieko