江戸川区に移転した夫婦で営むパン屋さん「かいじゅう屋」


かいじゅう屋さんの変遷

いまは東京都江戸川区にある「かいじゅう屋」さん。
ご夫婦で営むこのパン屋さんとの出会いは2007年。豊島区目白にあった週に3日間、3時間しか営業していないパン屋さんでした。行列に並び、素朴で小麦の香ばしいさが感じられる、あのパンとの出会いは今でも記憶の中に鮮明に残っています。

それから数年後、お店は立川西砂町に移転。有機野菜を栽培する鈴木農園さんの敷地の一角にありました。その店舗も、鈴木農園の鈴木英次郎さん・美智子さん夫婦が営んでいたパン屋『ゼルコバ』の跡地でした。

毎週水曜日だけの限定メニューのサンドイッチをどうしても食べたくて、訪れたことがあります。入っている野菜は全て鈴木農園で栽培された有機野菜で、新鮮さが感じられ、パンとの相性も抜群。珍しいお野菜など具材サンドイッチ担当である奥様の美香さんの笑顔も素敵でした。

目白、立川を経て江戸川区へ移転

今回移転した場所は、葛西駅を下車して、 ⑤バス乗り場より新小22行き『江戸川5丁目』に乗り、下車したら徒歩5分。のどかな住宅街にあります。

イートインはありませんが、木の温もり感じる素敵な雰囲気です。

思わず眺めてしまうショーウィンドウ。

木の実のぱん

クルミとすぐりの実がたっぷり入ったハード系で、こんがりと焼かれています。すぐりの実はレーズンのような酸味があり、好きな味わいです。

この奥でご主人の橋本シェフがパンを焼いています。代々木上原にある『ルヴァン』で修行していたそうです。

人気の角食パンは絶対買いたいパンのひとつ!

やはり焼き立てをいただきたいので、近くの公園で、その場で手で引きちぎって食べてしまいました。パリパリした耳は薄めで香ばしく、生地はモチモチ、耳の部分が好きな私にはぴったりの食パンです。

 

かいじゅう屋さんでは今まで見たことがなかったメロンパンがありました!これには驚きです。江戸川区に移転して、メロンぱんを作ろうと決めたそうです。初めて作りましたとお店のInstagramに投稿が。

メロンパンを作ったことがないパン屋さんだったのです。
きっと何回も試作して出来上がったメロンパン。
大切にいただきました。

焼きあがるパンの種類はお店のInstagramをチェックして確認します。

お店の目の前には川も流れていて、公園もありパンを頂くには絶好の場所です。公園のベンチに並べて笑顔いっぱい!


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この記事を書いた人

大谷 りえ子

大谷 りえ子 さん

ハードパン愛好家。おいしいパンと魅力ある作り手との出会いを求めてパンのある場所どこへでも。訪れたパン屋は国内外で1500軒。シェフの熱意がこもった美しいバゲットやカンパーニュが好きです。国産小麦に興味あり。パン屋さんを巡る旅メディア『パンめぐ』めぐリスト、TV出演も。 https://peraichi.com/landing_pages/view/otanirieko