パティシエのシェフが作るエアリーなクロワッサンと絶品カヌレが印象的な「Les Initiés(レ ジニシエ)」


レ ジニシエさんを訪問!

Twitterのフォロワーさんが投稿したパンの写真がとても好みで、「美味しかったですよ♪」とお勧めいただいた「レ ジニシエ」さんへ、週末の12時半過ぎに訪問。

千代田線「根津」駅から徒歩5分ほど。不忍通りを千駄木駅方面に歩いて「根津神社入口」交差点を右折、少し歩いた右手に見えてくるお洒落なお店が「レ ジニシエ」さんです。

2019年10月にオープン

フランス修業時代に知り合ったパン職人の方に、パンを監修してもらっているそうです。めぐりスト・岡田さんが1月に書かれた記事を拝見したら、2017年のフランスのバゲットトラディション・コンクールで優勝した成澤芽衣シェフがパンの監修をしたお店、とのこと。しまった、先に読んでいたらバゲットも買ったのに・・(苦笑)。

食事パンはバゲットやブリオッシュ、奥に食パンもあります。
棒の先に置かれているパンも美味しそうだし、オリーブたっぷりのフーガスも惹かれたのですが、なにせランチ後の満腹状態だったので、今回は我慢(涙)。

 

ショーケース左手にはキッシュやスコーン、クロワッサンなどが並び、誘惑されまくりです!!

クロワッサン好きなのでこの美しい子は買うでしょう♪

 

レジの左手にはクッキーやパウンドケーキなど焼き菓子が。パティシエさんならではのラインナップですね。私はパティスリーのヴィエノワズリーがとても好きなので、レ ジニシエさんのラインナップは猛烈にテンションあがりました♪

店内のインテリアもセンスが良くて、我が家の壁面もモノクロ写真飾っているのですがちょっと並び替えるだけで変わりそう!と参考になります。

本日購入したパンはこちら

タイミングよくお客様の切れ間だったので、悩みに悩んでこの5点を購入。
はー、並べただけで可愛い。

“クロワッサン”


フランス産発酵バター使用。層と層の間が大きいということはふんわりしているはず。香ばしい香り、かぶりつくとサクッと軽い食感。端の方はパリッ。生地の甘みは少ないですね。
リベイクすると外側のサクッはそのままに、内側はふんわりほわほわ、とにかくエアリー!!こんなに軽いと食べている自分まで浮いてるんじゃないかと思えるくらい(笑)
クロワッサンはバターリッチなジュワっとバターが染み出すくらいが好み、甘めの生地が好み等々、色々好みがあると思いますが、ふんわりエアリーなタイプが好きな方は一度食べてみてください!

今回クロワッサンのカットに使用したナイフは、刃物の街である岐阜県関市の会社「サンクラフト」さんの“せせらぎ”。3種の形状刃により、スッと刃が入り、力もコツも不要でこんなに断面が綺麗に切れるのです。
普通なら刃が入らずパンがつぶれてしまいがち。初めて使ったときからその切れ味に「何これ?!」と思わず声に出してしまうほどです。

“パン アペリティフ オ チョリソ”

ポピーシードとピリ辛のチョリソを巻き込んであります。けしの実ってあんパンにあしらうか、モ―ンデニッシュのようにペーストしたものを使うイメージしかありませんでした(^-^;
生地はむっちりとしてソフトフランスに似てるでしょうか。はっきりとした小麦の香りが鼻から抜けて、ポピーシードのぷちっとした食感がアクセント。チョリソはピリ辛。粒マスタードをつけて食べても美味しかったので、お酒にも合いそう。

“マロンパイ”


9月の新作。棚に並ぶ姿を見て、「大好きなコンヴェルサシオン(パティスリーのヴィエノワズリーで、栗とアーモンドクリームが詰まったもの)に似てるなあ」と思い、追加で購入してしまいました。

サクッザクッととしたパイ生地にたっぷりのカスタードクリームと、マロンクリーム。バターの香りが「食べ終わるのがもったない」と思わせるほど最後に鼻腔からふ~っと抜けていき、恍惚の境地に。これすごく好みでした。季節の物は試すと嬉しい発見があります。

“カヌレ ド ボルドー”


フォロワーさんが絶賛していたので私も購入。外カリカリ、ちょっとほろ苦さも感じる焼き加減も好き。ラム酒の香りが甘く口の中に広がり、内側のしっとりむっちりした食感の対比が素晴らしく、いくつでも食べられる美味しさ。次にお店に行ったらまとめ買いしてしまいそう。

“ショソン オ ポム”


シナモンを使ったリンゴのコンフィチュール、バターソテーしたリンゴフィリングがとろとろで、シナモンが香りはあるのに食べるとそこまでキツクなく優しい味わい。発酵なしの折り込みはセンター南の「ブーランジェリーパティスリーアダチ」さんと同じで、サクサクです。

大変!どのパンも美味しくて「美味しい」としか書けないです(苦笑)。
やっと涼しくなってきたので、再訪するときには、お腹を空かせた状態で、根津千駄木あたりのパン屋巡りも楽しみたいです。
ベーカリーミウラ、大平製パン、根津のパン、少し足を延ばしてヴァーネルなどこの2年ほどで話題のお店が続々とオープンしていて、新たなパン好きの聖地となる予感です。

現在、コロナの影響で入店は2組まで。混雑時は入口で待つようになっています。
パン屋さんも徹底した管理で、安心してお買い物が楽しめることが本当にありがたいです。


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この記事を書いた人

岩田聡子

岩田聡子 さん

パン屋さんめぐりは人と人を繋ぐ。転勤族&専業主婦の私でも気づけばパンを通じて友達の輪が!!旅行好きな主人と地方のパン屋もめぐってます。