社員食堂のパンから誕生した町田の愛されパン屋「サニーベッカリー」


「サニーベッカリー」を訪問!

町田の食パン専門店「マチダベッカリー」さんに伺ったあと、系列店の「サニーベッカリー」さんにも行ってきました。

歩いて20分弱なので、マチダベッカリーで完売していてもサニーベッカリーのほうに足を延ばせば食パンはもちろん、マチダベッカリーでは扱いのない総菜パンや菓子パンも選ぶことができます。

お店の始まりは”社員食堂”?!

サニーベッカリーさんがオープンしたのは2016年、お店の運営元である「アイワ広告株式会社」の社員食堂で作っていたパンが人気で、ベーカリーまで開いてしまったという異色のストーリーを持ったお店なのです。

当時、社員のみんながお昼に何を食べているのか調査したところ、大半がコンビニの弁当や丼ものなど栄養に偏りのあるものだったそう。

そのことを心配し、実家が農家をやっている社員さんのところから野菜などを送ってもらい、朝昼晩400円で食べ放題という社員食堂を開きました(羨ましい…)。

そのうち、北海道の小麦農家さんから送られてきた小麦粉を使ってパンを焼いてみたところ、市販のパンとは違うもちもちとした食感の美味しいパンが出来上がったそう。近所の方に配ったところ評判が良く、売ってほしいという声に応えて2016年に「サニーベッカリー」がオープンしました。

翌年には町田市民が選ぶ【私の好きなお店大賞】にも選ばれています。地元の方に選んでもらえるってすごいことですよね。

皆に愛されるパンのラインナップはこちら!

そんな愛されるお店に入ると、正面の冷蔵ケースに美味しそうな色とりどりのBLTEサンドやフルーツサンドなどが並び目を奪われます。使っているパンはもちろん人気の“もちもちゆめちから生食パン”。

次に目が行ったのが“平飼いたまごのクリームパン”。山梨県白州郷という水のきれいな土地でストレスなく育てられた卵を使ったクリームは、卵臭さがなくスッキリとした甘さ。

生食パンの甘さに練乳を隠し味で使われているのですが、このとろ~りやわらかくてシュークリームに入っているようなクリームも練乳っぽいミルキーな甘さがあります。お子さんに「これまた食べたい!」と毎回せがまれるであろう美味しさです。

当日の揚げ回数のカウンター付き”とろとろ牛すじカレーパン”はお昼前で6回目!!という人気の品。

“平飼いたまごのサニーサイドアップ”はスポイト付きが珍しい!

同じ町田市内にある天明7年(1787年)創業の醤油屋「岡直三郎商店」の“たまごかけ醤油”が入っています。目玉焼きに醤油を垂らして食べると、このパン一つで朝ごはん食べた~って満足した気分になります。
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人気の食パン類がこちらではスライスしたものも販売されています。“くまちゃん食パン”は子供達が喜びそうですよね♪

食パンが縦に3本入るエコバッグも販売しています。帆布生地でしっかりしているので普段使いにもおススメです。

テラス席ではコロナ対応で席と席のスペースをとっていて、お店で買ったパンを食べることができます。私もここでクリームパンやサニーサイドアップを食べちゃいました。

国産小麦に平飼いたまごを使ったり、と原材料費を考えたらもっと高い価格設定でもおかしくないのに、お店の方は「地元の方がパンを食べて日々を元気に楽しく過ごしてもらえるよう、価格は抑えています」とおっしゃっていました。

パンは現在、日常食になっていて、それだけ地元の人との関りがある場所だと思っています。自分もそしてこれからの時代を生きていく子供達も安心して食べられるパンがある地域はきっと優しい絆でつながっているのだろうなと感じるお店でした。


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パン屋さんのご紹介

サニーベッカリー
東京都町田市旭町1−21−14
電話番
bakkery@aiwa-ad.co.jp(電話ではなくメールにて対応)
営業日
営業時間: 8:00~17:00
定休日:火曜日(火曜日が祝日の場合は営業)
ホームページ
https://www.sunnybakkery.com/
INSTAGRAM
https://www.instagram.com/sunnybakkery/?hl=ja

おすすめパン

平飼いたまごのクリームパン
生地どけチーズ生食パン
ゆめちからもちもち生食パン

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この記事を書いた人

岩田聡子

岩田聡子 さん

パン屋さんめぐりは人と人を繋ぐ。転勤族&専業主婦の私でも気づけばパンを通じて友達の輪が!!旅行好きな主人と地方のパン屋もめぐってます。