「沢村」の系列店が鎌倉にオープン!小麦にもこだわるBREAD IT BE ( ブレッド イット ビー )


202021日鎌倉にオープン。BREAD IT BE ( ブレッド イット ビー )を訪問!

鎌倉駅より小町通りを歩き4分ほど、ニの鳥居から東へ入りすすむと小さなデッキのあるパン屋に到着します。

沢村、THE CITY BAKERYなどを運営している株式会社フォンスが新たなベーカリー業態としてBREAD IT BE ( ブレッド イット ビー ) 鎌倉市に開業しました。

沢村やTHE CITY BAKERYの統括シェフである森田良太さんは、今回はこちらの店舗設計、 メニュー構成までのすべてを一任されています。彼が思い描く新しい理想のベーカリーがここ鎌倉に誕生。素晴らしいお店です。

今回はゆっくりお話をお聞きすることができ嬉しかったです。

今回どうしても食べたかった、神奈川県産小麦を使ったパン。

ハード系から食パンクロワッサン、食事系まで、20種類程のパンが店頭に並びます。数種類の小麦を使い分けていて、パンによって、食感、風味に独自の個性が感じられます。

食パンは奥の棚に綺麗に並べられてます。

厨房を少し覗くと、数種類の小麦粉の袋が置かれて、ドイツから取り寄せた石臼で毎日挽いてる様子が見えます。国内外より選りすぐった他の小麦粉とブレンドした小麦がこうして美味しいパンになるんですね。

先日麦踏みでお邪魔した、伊勢原ミルパワージャパンの本杉シェフが挽いた秦野産(神奈川県)の小麦を使った「コンプレ」
クラストはこんがりと香ばしく、噛めば噛むほど甘くなるクラムに思わず笑顔。

秦野産小麦 ついてもうすこし詳しく書くと…。

秦野市は神奈川県内でも有数の小麦の産地で、年間約20トンの小麦を栽培。 パン用の小麦(強力品種)「」ゆめかおりと麺用の小麦(中力品種)「さとのそら」の2種類を栽培しています。
石臼で挽いた粉は酵素力が高いことで澱粉が分解され、 酵母の餌となり発酵が促されます。その過程から生み出される豊かな香りと風味をストレートに体感できる一品です。

パンを実食!

コンプレ

クラムはご覧の通りもっちりしてます。

BIBバゲット

 3種類の小麦粉に自家製粉の粉を加え、 長時間発酵をすることで、 噛めば噛むほど味わいが増していきます。

カリッと焼き上がったクラムが香ばしい。

クロワッサン

絵に描いたようなクロワッサンの層が美しい。
口の中でさくっと音を立てバターの風味を感じながら食べる幸せ。

マイバッグをご持参ください!

BREAD IT BEでは、 エコの取り組みも行っています。
ベーカリーの包材全般をできるだけ削減するための工夫があり、手提げ袋も基本的には用意されてないので、マイバッグ持参をお勧めします。

また縫製工場で廃材となった素材を再利用したオリジナルのエコバッグを制作。
持ち手がしっかりして肩から下げても疲れない。デザインもお洒落、私は鮮やかなブルー色の文字のデザインを買いました。

さらにオリジナルのタンブラーも販売されています(メーカーはKLEAN KANTEEN)。

Hanako(ハナコ) 2020年4月号 No.1182 [進化する、日本のパン! ]の雑誌に掲載されてます。

 

鎌倉駅から歩いて近いですし、お天気がいい日はテラス席もあるので、ぶらり鎌倉散歩に寄ってみてはいかがでしょうか?平日なこともあり、私はのんびりとテラス席でコーヒー頂きながら時間を過ごしました。

*記事の内容は公開時点の情報です。お店の最新情報はお店のホームページなどでご確認ください。


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日替わりで提供する
「メランジェ」
 
今回は、アールグレイの豊か香る生地にベルガモットが効き、
そこに5種類のドライフルーツと3種類のナッツが加わりる贅沢なパン。
小ぶりでも販売してます。

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この記事を書いた人

大谷 りえ子

大谷 りえ子 さん

ハードパン愛好家。おいしいパンと魅力ある作り手との出会いを求めてパンのある場所どこへでも。訪れたパン屋は国内外で1500軒。シェフの熱意がこもった美しいバゲットやカンパーニュが好きです。国産小麦に興味あり。パン屋さんを巡る旅メディア『パンめぐ』めぐリスト、TV出演も。 https://peraichi.com/landing_pages/view/otanirieko