パリのパン屋さん巡り①粉と水と造形美!目を奪われるパン屋『ファリーヌ・エ・オー(Farine & O)』


9区マルティール通り・「ファリーヌ・エ・オー(Farine & O)」の2号店を訪問!

パリの中でも特別に美味しいお店が集まる、9区マルティール通り(rue des Martyrs)はブーランジェリーやパティスリーの激戦区です。あの横浜のアダチシェフが修業された「アルノー・デルモンテル(Arnaurd Delmontel)もこの通りにあります。

その通りに2017年末、11区の人気店「ファリーヌ・エ・オー(Farine & O)」の2号店がオープンしました。フランス語でファリーヌ=小麦、オー=水ですので、粉と水に拘っているお店だとわかります。

フランス産小麦のみを使用したお店でMOF(フランス国家最優秀職人章)ブーランジェで製パン学校の元教官と銀行員からブーランジェになった二人が開いたお店です。

パンやケーキが美しすぎる店内!

お店に入ると、右手にすぐプチガトーがきれいに並べられていて、思わず目を奪われます。タルト・シトロンやタルト・フレーズなど、パン屋さんのケーキとは思えない美しさです。

ハード系のパンはカンパーニュ、コンプレなどがお店の奥に鎮座していて力強く主張しています。

そしてこのお店のユニークなのは、ヴィエノワズリ系。画像左端の渦巻き状のパンは「Toupie(トゥピ)」。

その形も斬新ですが、レモンのブリオシュ生地の中にはカシスのゼリーが入っています。パリのパンでは珍しく、ソフトタイプのパンで、日本では食べたことのない美味しいパンでした。

そして画像手前の「フィンガー・ショコラ」は、チョコチップが入ったパンで、甘さ控えめのパン。その奥の「フィンガー・シトロン」はほんのりレモンの味がしますが、更に周りにトウモロコシの粉がまぶしてあります。

製パン学校の元先生の焼くパンはユニークかつ美しい造形美のパンで、他のパン屋さんとは一線を画しているお店でした。


パン屋さんのご紹介

ファリーヌ・エ・オー(Farine & O)
10 Rue des Martyrs, 75009 Paris
電話番
01 48 78 20 17
営業日
<営業時間>9:00~20:30
<定休日>月曜
ホームページ
https://www.facebook.com/FarineetO/

一覧へ

この記事を書いた人

岡田 亮

岡田 亮 さん

本業は会社員。休日は北海道から石垣島まで日本全国パンを求めて彷徨う旅人。海外はパリを重点に エッフェル塔も凱旋門も見ずにパン屋とスイーツとビストロ巡り。お米は年に数回しか食べない変な日本人です。