満寿屋商店から始まった北海道物語。十勝産小麦100%のパン屋「麦音」さんへ訪問‼️
北海道の十勝平野の麦音さんへ訪問!
東京は都立大学にあるお店やパンイベントの際には足を運びますが、今回は発祥の地である北海道からの訪問レポートです。
まず旅の目的は『神林シェフと行く北海道の旅』。
そのバスツアーの初日ディナーがこちら十勝平野に存在する麦音(むぎおと)さん。
麦音は、帯広の老舗パン屋「満寿屋」のフラッグシップ店です。1883年に開拓が始まった北海道十勝地方は、いまや日本最大の農業地帯となりました。満寿屋は北海道で6店舗展開する幅広い層から愛される老舗パン屋さんです。
場所は、帯広駅から車で約15分(イトーヨーカドー近く、ビート資料館西隣り)に位置します。
まず大きな駐車場があり、敷地内には、麦音さんの店舗・カフェスペースの他、新鮮野菜の販売を行う「産直市場」や(5~10月の間のみ)、そして広大な土地の中には、「ハルユタカ」「ユメチカラ」などを栽培する小麦畑などが広がります。
営業時間が朝の6時55分からと早いのが凄い〜。
夜は20時までと長く、店内でイートインすることもできるので、朝食から夕食まで、使い勝手がいいですね。開店と同時にたくさんの人が訪れ、イートインコーナーにもたくさんの人が訪れます。
開放的な雰囲気の中、パン好きには嬉しい事にオープンキッチンなので、厨房の様子が見えて、パンを焼く作業員様子をみることもできます。
イートインテラス席は北海道サイズ!
新鮮な空気の中、ピクニックに来たのかと思うようなイートインテラス席。今回は特別に広い敷地内のお庭でBBQを楽しむことができました。普段BBQはこちらの場所ではできませんが、様々なイベントが開催されてます。
参考までに。
「ハーモニードラム元気体操」
8月11日(日曜)から8月15日(木曜)(雨天中止)時間①11:30~ ②13:00~
「十勝スカイアースの選手とサッカーで遊ぼう!」
8月17日(土曜)(雨天決行)13:30~14:30
もちろん小麦収穫体験もあります。
広々とした麦音の緑の中、体を使ってのイベントは楽しいですね。
「カンブリア宮殿」でも放送された満寿屋商店さんの物語。
今回お世話になったのは笑顔が素敵な満寿屋商店社長杉山雅則さん。「麦音」の本店が満寿屋商店さんです。
8月15日(木)夜10時からの「カンブリア宮殿」で”十勝産の食材で農家と共存!地域密着型のパン屋さん”として満寿屋商店さんが紹介されました。
満寿屋商店社長杉山雅則さんと共に。番組の中で放送された、癌で亡くなったお父様の「好きなワインを飲み、寝るまで十勝産の小麦でパンを作りたい」と言う言葉に感動しました!
今では国産小麦のパンは普通に販売されてますが、数年前まではまだまだ未知の世界。現在でも国産小麦の生産量のうちパンに使われるのはわずが14%、ほとんどがうどんやお菓子などです。
農家さんにパン用の小麦を作ってもらうことの難しさが大変だったか。杉山さんが農家さんに国産小麦で焼いたパンを届け、実際に食べてもらうことから始まったという苦労が伝わってきます。
製造管理部部長の天方慎治さん。いつもはパンと向き合ってますがこの時は、ラグレットチーズを振舞ってもらいました。
満寿屋さんの熱意に賛同した小麦農家『前田農産』
前田農産とは?
開拓4代目の4代目で現農場主の茂雄氏は「食品」にも力を入れる。「食品」に注力岡山県から入植した前田金四郎氏のくわを継ぎ、2019年には開墾120年を迎える。2代目の美次氏が「前田農産食品」を起こし、でんぷん工場を操業を開始。3代目の芳雄氏は主に「農産」の分野で規模を拡大し、4代目で現農場主の茂雄氏は「食品」にも力を入れる。(ホームページより引用。)
今回は北海道の膨大な小麦畑にお邪魔して思いっきり畑の中を探索しました。やはり現地に足を運ばなければ叶わない感動。
現在は小麦、ビート、トウモロコシ、ヒマワリが主要生産物で 、耕作面積は120ヘクタールに上ります。本別町は北海道の中でも気候にも土にも恵まれ農作物に適した地域だそうです。
さらに詳しいお話がこの1冊に。
三代にわたって「十勝産小麦100%」を成功させた満寿屋商店の歴史と背景にある日本の食糧問題、これからの満寿屋商店としての将来像などを描いた物語が読み取れる一冊の本です。
タイトル:「世界に一軒だけのパン屋」
値段:1600円+税
出版:小学館
おすすめのパンはこちら!
とろ~りチーズパン
十勝産チーズを5種類ブレンドし、贅沢に山盛りトッピングしました。十勝の温泉水「モール温泉水」で洗った十勝ラクレットモールウォッシュとモッツァレラチーズ、クリームチーズ、パルメザンチーズ、カマンベールチーズの5種類のチーズ。なんとも贅沢な組み合わせ!
生地はチーズとよく合うよう改良されたこだわりの商品。やっぱりこの味わいは癖になるくらい美味しい。
北海道のソウルフード「ちくわぱん」
ちくわと中に入ったツナサラダに相性が抜群。
開店前でしたが、満寿屋商店さんも訪問。
今回宿泊したホテルの近くに本店がありました。朝早くのランニングだったので残念ながらまだオープンしてませんでしたけど、ここが原点なんですね。
庶民的な外観で商店街に位置していて、「皆が安心して食べられるパンを提供する」という先々代の夢がスタートした場所。
満寿屋商店東京本店でも北海道を体験できる!
北海道から東京に戻ると、嬉しいことに満寿屋商店東京本店で「第1回ますや収穫際」が期間限定で開催されてました。なまら十勝野さんのとうきびを使用したとうきび祭り!
限定商品のキッシュ、食パンに新商品のコーンマヨ などなど北海道からの贈り物がいっぱい!
東京進出に選んだ場所は都立大学駅から徒歩5分ほど。
北海道の旅では、なまら十勝野さんではトウモロコシのは収穫を初体験させていただきました。そのトウモロコシを使ったパンが東京で並んでいて買えるなんて嬉しい!
畑が頭をよぎりトウモロコシの美味しさ噛み締めながらいただきました。
たっぷりとチーズがトッピングされたカレーとコンビのパン。
ゆめちからのとうきび食パン
前田農産の小麦粉ゆめちからを使った食パン
1本950円 ハーフ475円
満寿屋商店のパンは種類が豊富で、全部で100種類ほどもありますが、主な種類を選びました。
北海道と東京を結ぶパン屋さんです。
- 十勝の赤ワインチェリーパン 250円
- クロワッサン 180円
- はるかコロッケバーガー 200円
- とろ~りチーズパン 380円
- ねじりドーナツ 165円
- フランクロール 250円
- ちくわパン 250円
- 桜あんパン 162円
- 白スパサンド 240円
- ミルクフランス 180円
パン屋さんのご紹介
- 店名
- 麦音(むぎおと)
- 住所
- 帯広市稲田町南8線西16-43
- 電話番号
- 0155-67-4659
- 営業日時
- <営業時間>6:55~20:00
- https://www.facebook.com/mugioto1/
- https://www.instagram.com/mugioto/
- ホームページ
- https://www.masuyapan.com/
この記事を書いた人
大谷 りえ子 さん
ハードパン愛好家。おいしいパンと魅力ある作り手との出会いを求めてパンのある場所どこへでも。訪れたパン屋は国内外で1500軒。シェフの熱意がこもった美しいバゲットやカンパーニュが好きです。国産小麦に興味あり。パン屋さんを巡る旅メディア『パンめぐ』めぐリスト、TV出演も。 https://peraichi.com/landing_pages/view/otanirieko
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