薪窯で焼いたパンに北海道で出会えた感動!「Aigues Vives(エグ・ヴィヴ)」


フランスの地名が由来の「Aigues Vives(エグ・ヴィヴ)」

2000年に小樽市忍路(おしょろ)で開業された「Aigues Vives(エグ・ヴィヴ)」さんへ念願の訪問。

店名「エグ・ヴィヴ」は、フランスの地名で、このパン屋さんのある場所、忍路とほぼ同じ北緯なんだそうです。
なんとも名前の付け方からして格好いいですね。

 

札幌から車で1時間ほど、国道から脇道に入った丘の上に「Aigues Vives(エグ・ヴィヴ)」はあります。決してアクセスが良いとは言えない場所ながら、お客様が続々と足を運んでます。

忍路トンネルを抜けるとお店の目は真っ青な海が広がります。

 

 

今回はレンタカーを借りましたが、バスを使うこともできます。現在は、舗装された道路で来ることが出来ましたが、以前は少し大変だったみたいです。

桃内~忍路間の国道5号線が、崖崩れなどの危険箇所が多くあったそれまでの海岸沿いから、安全対策のために山側へと切り替わったそうです。

ヨーロッパを思わせる雰囲気にドキドキ。

ヨーロッパの田舎を思わせるような看板。駐車場は5~6台ほど、お店の前に停めるスペースがあります。

石畳の階段を上がっていきます。

私の目に飛び込んだのがこの積み上げられた薪です。これだけでもパンの美味しさが想像できちゃいますね。

写真撮影は店内禁止なので残念ながらここまでです。

丹野隆善シェフの経歴がパン職人としては珍しく、北海道大学の理学部を卒業、地球物理を専攻していたとあります。それから一変して、元からパンを食べるのも好きだったのですが、作る楽しさを知ったことがきっかけで職人を目指し札幌の老舗ベーカリーである『ブルクベーカリー』で2年間修業。

その後にヨーロッパ諸国を巡る旅に出たそうです。私の想像ですが、きっと薪窯で焼くヨーロッパ伝統のパン文化に出会い、北海道の地でパンを焼こうと思ったのでしょうね。

フランス製薪窯は燃焼室で薪を燃やし、上の焼床を温め、その「余熱」でパンを焼くそうです。薪で焼いたパンを食べれるなんて今年一番の思い出ですね。

思わず購入したバゲットと一緒に。

紙袋も素敵裏と表のデザインが違います。

車で近くにある公園を探して、焼きたてパンから食べていく幸せな時間。

購入したパンはこちら。

この焦げた部分も美味しく、とにかくトマトが甘くてジューシー。手がベトベトになりながらもパンとトマトが絶妙な組み合わせ、生地とのコンビネーションも抜群。

 

「クロワッサン」
この焼き色と艶やかなクロワッサンの顔!ザクッと歯ざわりが良く、発酵バターの濃厚さとほのかな甘みが私の好みの味わい。

 

エグ・ヴィヴさんは予約可能なので、確実に食べたいものがあれば予約電話で予約できます。キッシュは焼き上がりが12時半ぐらいなので確かめて訪問時間にはご注意を。

季節の食材を大切にしたパンの種類が並ぶので、今回は夏でしたが、クリスマスにはシュトーレン、お正月はガレット・デ・ロワなどを販売してるのでぜひ購入したいです。

(2019年8月訪問の内容です。)


パン屋さんのご紹介

Aigues Vives エグ ヴィヴ
小樽市北海道小樽市忍路1-195
電話番
0134-64-2800
営業日
営業時間 11:30~18:00 (売切れ次第閉店)
定休日 土曜・日曜・祝日

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この記事を書いた人

大谷 りえ子

大谷 りえ子 さん

ハードパン愛好家。おいしいパンと魅力ある作り手との出会いを求めてパンのある場所どこへでも。訪れたパン屋は国内外で1500軒。シェフの熱意がこもった美しいバゲットやカンパーニュが好きです。国産小麦に興味あり。パン屋さんを巡る旅メディア『パンめぐ』めぐリスト、TV出演も。 https://peraichi.com/landing_pages/view/otanirieko