中京テレビ『キャッチ』に出演!東京進出も果たした名古屋の名店『バゲットラビット』を取材!


自由が丘に出店し、東京でも大人気のベーカリー『バゲットラビット』さん。

新幹線で名古屋に行き『パンめぐ』ライターとしてバゲットラビット本店のお店の取材をした様子がテレビで放映されました。

古井戸和憲シェフの案内で厨房へ足を踏み入れての取材!

 

2019年6月17日(月)中京テレビのニュース番組『キャッチ』内で放映されました。

『キャッチ!』は、中京テレビで生放送されている夕方の生活情報番組・報道番組です。

関東地方では見ることができなかったのが残念。

お店の場所は名東区一社。

地下鉄「一社駅」を利用すると北方面に出て、歩いておよそ10分〜12分ほどの距離。

駐車場が広く10台ぐらいお店の前に停めることでき便利です。

 

静かな住宅街にある白を基調としたシンプルな建物、一見ブティックかと思うほどお洒落なデザインです。

国産小麦のパイオニアと呼ばれた、今は亡きブノワトンの高橋幸夫さん意思を引き継いで挽きたての小麦にこだわったお店が名古屋にあると聞き『バゲットラビット』さんを知りました。

ブノワトン(Boulangerie Benoiton)とは?
伊勢原板戸に1999年オープンしたパン好きなら知らない人はいないと言っても過言ではないパン屋さん。

高橋幸夫さんは、国産小麦を使ったパンを焼くだけでなく、地元伊勢原で栽培された小麦を使った「地産池消」のパン作りに取組み、「湘南小麦プロジェクト」をスタートさせた偉大な方。今でさえ「地産池消」と言う言葉がよく聞かれますが、当時はパンの業界においてそれ程でもなかったと思われます。

その高橋さんは、残念ながら42歳の若さで2009年8月1日に逝去されましたが、その意思を引き継いだお店ですから期待が膨らみます。

 

店内は壁もステンレススチールに覆われていてスタイリッシュな雰囲気。
まずステンレスの掴みやすいトングを持ち、木とスチールで作られたおしゃれなカウンターテーブルに並べられたパンを選んでいきます。

デニッシュ系やお総菜パンが店内中央に配置されて、ハード系や食パンは壁際にあります。

レジは最新式の手を汚さないシステムで、紙幣と小銭を機械に投入します。

今回はテレビ取材ということもあり厨房にカメラも侵入しました!

なんとも凄い、パンの成形から窯入れまで目の前で見ることができました。

私が見たのは、キャンパス地に成形されたバゲットがずらりと並び、そして数分待機してからいよいよ釜からバゲット取り出す瞬間、大きなシャベルのようなものでシェフはさらっと取り出していきその手早さは音楽のようにリズミカル。

 

女性のスタッフの方々も忙しく働いているのですが、どこかふわっとした優しさが伝わってきます。

パンを作る工程は大変な作業ですが、まわりの空気が穏やかだと美味しいパンが出来上がるのかもしれませんね。

こんな感動を与えてくださったシェフとスタッフの皆様に感謝です。

 

作業上でも気軽に話しかけてくれる古井戸シェフ。

サンドイッチやお惣菜のパンのことをお聞きしたら、ブノワトンの高橋シェフからは魚の捌き方から肉調理の仕方まで詳しく教えてもらったそうです。

 

 

美術館の様に商品の陳列がされており、「バゲット・ラビット」のバゲットが、棚の間に飾られています。
いろいろな種類もあり、見ているだけでもテンションが上がり、ワクワクしてきます。

一番人気は自由ヶ丘と同じくやはりこちらでもブール。

厨房ではこのプールにクープを入れてる瞬間です。フランス語で「ボール」を意味するそうです。

 

ブール。  450円

直径15センチほどの丸い形が特徴で、フランスパンみたいですけど、手で持ち上げると重さはずっしりとしています。

水分比率がほかのパンと比べ圧倒的に高いためモチモチしてしっとりした、もっちした食感で、小麦の香りがほどよく広がります。

卵、牛乳、バター不使用の為アレルギーの方でも安心して食べられるパンですね。

このように切り分けました。

サンドイッチにしてハムやチーズを挟んで食べるのも美味しい。

ちょうど釜から出したばかりの焼き上がりのバゲットは湯気が立ってます。

この瞬間は香ばしい香りで厨房が夢の世界。

 

*バゲットラビット  300

バゲットオブイヤー2018年にも選ばれました。

小麦本来の旨み風味を凝縮したお店イチオシのパン。皮は薄目で中の生地はもちっとしてそのままでも十分おいしい。

お人とり様2点までと表示されてます。

 

4種類のバゲット

*バゲットラビット 

なんと言ってもお店のネーミングがついてる4種類の中で一番人気。

こちらもあの石臼で挽いた三重県産の全粒粉を入れたバゲットで、小麦の風味が強く感じられ ます。

バゲット アルティザン

天然酵母のバゲット。

クラストはザクザクっとしてクラムが逆にもちっとした食感。

*バゲット カンパーニュ

ライ麦を使ったサワー種の生地のバゲット。

酸味が特徴でなのでワインと合わせてチーズと一緒に食べるのがお勧め。

*バゲット テロワール

サワー種にパートフェルメント、2種類の天然酵母で作るバゲット。

 

*クロワッサン

こんがりと焼きあがったクロワッサンは発酵バターの香りが鼻に抜け、食感はあくまで軽く丸ごと食べれます。

いつもながら購入したらイートインがない場合は近くにある公園を探しそこで写真撮影をしてクロワッサンをパクリ食べちゃいます。

 

クロワッサンを長く持ち歩きと、かわいそうな姿になるので私は直ぐに写真を撮る場所を探すので日課です。

この時も運良くこじんまりとした公園がありました。

焼きカレーパン

挽肉、ジャガイモ、玉ねぎといった具材がたっぷり入った、揚げてない衣が付いた焼きカレー。

引きが強い生地とスパイシーなカレーとのバランスがいい感じ。

 

ブノワトン

ラム酒に漬けたレーズンをたっぷり生地に混ぜ込んだ田舎風のパン。

レーズンの甘みとラム酒の程よい香りがもちもちの生地に包まれてます。

このブノワトンというパンの名称は師匠の思い出がいっぱい詰まっているんでしょうね。

店名の「バゲットラビット」は、亡き高橋さんが名付けたそうです。

そっと優しい声で、バゲット作りが得意でまるでうさぎのように動き回る古井戸さんを表して亡き師匠である高橋さんが・・・・。

ちょこっと小さなウサギさんがいました。

ガラス越しに見える大きな石臼が、三重県産ニシノカオリをゆっくりと時間をかけて挽いていきます。

自由が丘よりこちらの方がひとまわりも大きいなどっしりとした石臼。

三重県産『ニシノカオリ』を、時間をかけてゆっくりと動貸すことにより香ばしい小麦ができるんですね。

 

 

撮影中もお客様が絶えず訪れて、笑顔が溢れてる店内。

スタッフの方もお忙しいのに親切にして頂きありがとうございました。

大名古屋ビルヂングB1F「チャーリーズ」

では、看板商品の「ブール」、「ラスク」など一部商品が購入出来ます。

新幹線の乗る前に私もお邪魔しました。

 

取材が終わり、なんとシェフが週末に自由が丘のお店へ行くというので。私も同じく自由が丘へと足を運びました。

このパンは自由が丘の店舗で購入したパンです。

なんかカタチが名古屋と微妙に違と思うのは私だけ?

 

水はパンにとって大事な要素のひとつだとシェフが語りました。

関東

東京都水道局が公開している情報。

平均硬度:約68mg/L

中部

名古屋水道局が公開している情報。

平均硬度:約20mg/L

日本はヨーロッパに比べて軟水ですが、やはりパン作りにも水は重要なポイントになってくるんですね。

 

 

 

 

 

購入したバゲットとブールが我が家の食卓に並び贅沢な夕食。


パン屋さんのご紹介

baguette rabbit (バゲット ラビット)
愛知県名古屋市名東区社口1-916
電話番
052-779-0006
営業日
営業時間:8:00~19:00

定休日:火曜・水曜
ホームページ
http://baguette-rabbit.com/

一覧へ

この記事を書いた人

大谷 りえ子

大谷 りえ子 さん

ハードパン愛好家。おいしいパンと魅力ある作り手との出会いを求めてパンのある場所どこへでも。訪れたパン屋は国内外で1500軒。シェフの熱意がこもった美しいバゲットやカンパーニュが好きです。国産小麦に興味あり。パン屋さんを巡る旅メディア『パンめぐ』めぐリスト、TV出演も。 https://peraichi.com/landing_pages/view/otanirieko