「育てる。愛でる。」がテーマの近未来的都市型パン屋「green thumb(グリーン・サム)」が渋谷にオープン!小麦畑がお店の前に!


5月10日にオープンしたgreen thumb(グリーン・サム)。

渋谷駅西口から歩くと、ホテルセルリアンの前の歩道橋を渡り少し歩くとちょうどホテルの裏側にあります。
周辺は、桜ヶ丘町の閑静なエリアで緑が多く素敵な場所です。

どうやってそのパン屋さんを知りましたか?
経営は、中目黒のビーントゥバー・チョコレート専門店「green bean to bar CHOCOLATE」を手掛けるロイヤル・アーツ(目黒区)。
代々木八幡人気ベーカリー「365日」杉窪氏監修のベーカリーです。

お店のポリシーは?
◆「育てる。愛でる。」
食べることはあらゆる生命を育て、愛でること。それをすべての考えの種にして、パンを、人を、お店を、そして街を育てます。

◆畑のこと。
店前には麦畑が。自然に寄り添いながら、この時代の私たちに合う形で、グリーンサムは渋谷区桜丘町で植物や野菜を育てます。

◆パン屋とギャラリー
心が揺り動かされる、その体験は人の成長に大きな影響を与えます。芸術に触れる人も作る人も育てるギャラリーです。
(ホームページより引用)

訪問した日は、お店の前でレセプションが開催されました。
小さな小さな小麦畑がありハーブなども植えられます。
また、壁には野イチゴやお花が咲いていて自然と触れ合える都会の中のオアシスですね。

対面式になっていてパンだけでなく、お洒落な小物も置いてます。

店内は奥が厨房になり、食パンからおかずパンまで約60種類のパンが入れ替わり店頭に並びます。
パン生地の気泡の大きさや数をコントロールし、パンごとに成形方法を変えてパンを製造。

杉窪さんが伝えたいことは、小麦を始め食物は、季節、ロットによって変化がある。パンを作る人は、それに寄り添っていかないといけないということ。

袋で運ばれてた小麦粉は、工業製品ではなく農作物だという認識を持ってパンを焼く。
実際に杉窪さんもスタッフと一緒に小麦畑で作業してます。

進化が止まらない杉窪さんのパンに期待します。

写真に写ってる方はこちらでパンを焼いてる若手シェフ荒井章吾さんです。

 



数多くのパン屋さんを監修する杉窪さん。
今回新店舗にあたり、ロゴができたら全部が繋がっていくと言う精神でスタート。
同店のロゴマークを手掛けたのは、フランス在住のアーティストMaaya さん。

店内にもWakasugiさんなどの作品を展示しているアート感満載です。

グリーンサムのパンが3種類

ベーグルを意識して作った八の字のパン、ベーグルは普通茹でますが、これは水を増やし茹でないベーグル。

食感はもっちりはしてますがソフトで食べやすい味わい。

これにお好みの食材を選びサンドイッチが注もできます。

ハーフ&ハーフ 900円

ハーフ     550円

カンパーニュ3種類
食パンは4種類
*ホワイトブレッド
*ブラウンブレッド  620円
シード、オーツ麦、胚芽、亜麻仁、白ごまが入った栄誉価満点の高いパン
*イエロー ブレッド 650円
バターの味わいが口いっぱいに広がり、焼かずにちぎって食べるリッチ食パン。
*グリーンブレッド 550円
毎日食べても飽きのこないシンプルでリーンな食パン。
小麦粉はハナマンテンのみ使用

 

*グリーンサムバゲット 350円

バゲットはこんがりと焼けて香ばしさが満点。
小麦粉は4種類を配合。
佐賀県 さちかおり
埼玉県 ハナマンテン
北海道 春よ恋 /ときたほな

翌日トーストせずにバゲットにハムを挟みシンプルな朝食。

しっとり感は増しますが、香ばしさは継続していて美味しい。何度も何度も試行錯誤しながら繰り返し、欠点を見つけてパンを再構成していく。

それが未来のパンに繋がるんですね。

 

これからも足を運ぶたくなるパン屋さんです。


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この記事を書いた人

大谷 りえ子

大谷 りえ子 さん

ハードパン愛好家。おいしいパンと魅力ある作り手との出会いを求めてパンのある場所どこへでも。訪れたパン屋は国内外で1500軒。シェフの熱意がこもった美しいバゲットやカンパーニュが好きです。国産小麦に興味あり。パン屋さんを巡る旅メディア『パンめぐ』めぐリスト、TV出演も。 https://peraichi.com/landing_pages/view/otanirieko