4月21日(日)まで開催。新宿伊勢丹フランスフェアで出会った本場のバゲット!
新宿伊勢丹フランスフェアが今年もスタートしました。
パート1: 2019年4月10日(水)~4月15日(月)
パート2: 2019年4月17日(水)~4月21日(日)
※ 本館6階=催物場:4月16日(火)は入れ替え日のため閉場
パート1 で開催されたフェアでのレポートです。
目的は?
バゲット 616円
2017年5月17日にパリのパン祭りを舞台に開催された第4回フランスバゲットトラディションコンクールでおいて優勝した成澤芽衣さんの焼くバゲットです。
成澤芽衣さんとは?
フランスの東部アルザス地方にある街メルツヴィレールにあるBOULANGERIE DURRENBERGERにて働く成澤芽衣さんです。
同コンクールではなんと日本人としては初めて、女性として栄誉を手に入れました。
この時のバゲットの基準は?
長さは50cm(誤差±5%まで)
重さは250g(誤差±5%まで)
塩分含有量は粉1kgに対して18gまで。
18gを超えたと判断された場合はペナルティ対象となります。
今回はフランスでコンクール受賞経験のある若きパン職人2人、マキシミリアン・テター氏とマチュ―・ディジエン・シュヴィエ氏とのコラボレーションとなり数種類のパンが並びました。
フランスからこのイベントのために来日してお会できるなんて感動です。
バゲットはとてもシンプルながらパンの味を知るにはもってこい。
粉が作られた土地の気候、粉の品種、水、パンを作る人の技術によって微妙に違った味わいになりますね。
早速会場で焼き上がりのホカホカバゲットを購入。
クープと呼ばれる切れ目の立ち上がった部分の食感がほどよく焦げ色がいい感じ。
カリッとパリパリのクラストに程よい食感のクラム。
シンプルな味わいが食事に合います。
最近モチモチのクラムが多いなか私はこのバゲットの程よさに共感。
プラリネロゼ 540円
バゲットシトロンアマンド 702円
ローストアーモンドがたっぷりとクラムに寄り添う様にたっぷりと詰まっていて、外パリッと、中ギュムッとのバゲットはレモンピールの風味。
ほんのりと甘みも感じつい食べてしまいそうになるパンです。
断面を見るとぎっしりと詰まっている様子がよくわかります。
ブリオッシュアグリューム 540円
オレンジジュースと生クリームで仕上げたオレンジ風味のブリオッシュ
アグリューム(Agrume)はフランス語で柑橘類のことです。
食べると柑橘の風味がいっぱいです。
待望のバケットで我が家の夕食が豪華になりました。
バゲットにはボルディエの蕎麦入りバター。
茶色い粒が蕎麦、フランスでは和食がブームというか定番となってますが、「蕎麦」をバターに配合する発想は日本人にはなかったですね。
これがバゲットにピッタリ。
part2では。
2007年度のパリバゲットコンクールで優勝を果たした「アルノー・デルモンテル」と、同店で修業した「ブーランジュリー・パティスリー・アダチ」の足立恵太さんによるコラボパンが登場するのでまたこちらも期待たっぷりです。
センター南のお店では味わえないパンやサンドイッチも並んで、伊勢丹現地で作るライブ感満載!
初参加でもあり足立シェフの顔も真剣、途中笑顔も見れましたけど生地を成形して焼いてサンドイッチの具を挟んだりとにかく戦場ですね。
迷った末にランチに選んだのは?
アルノー・デルモンテル×ブーランジュリー・パティスリー・アダチ〉フムスの野菜サンド
各日50点限り778円(日本製/1個)
ふわりとレモンが香るひよこ豆のペースト「フムス」と、揚げなすやキャロットラペ、トマトなどの野菜を、力強い粉の風味が広がるパンドカンパーニュにたっぷりサンドした一品。
お野菜だけなのにボリュームあり食べ応えは充分。
特に人参が甘くて美味しい〜お腹も心もきっと満たされちゃいます。
お隣のブースでは、バゲットコンクール優勝の名店〈ル・グルニエ・ア・パン〉からも贅沢なサンドがいっぱい並んでます。
忙しい中シェフにお勧めを聞いたら?
プレフランボワーズ 1.296円
小麦の旨味がぎゅっと詰まったバゲットに香ばしく焼き上げた鶏肉の分厚いもも肉が入り、甘酸っぱいラズベリーソースが絶妙にマッチ。
フランスでは鶏肉のささみを主にサンドするそうですが、これは日本人の口にも合うようにもも肉が使われてます。
これは夕食にもなりそう。
フランス人にとって、「バゲットサンド」は
日本で例えるならお弁当のようなもの。
バゲットに好きな具材を挟んでさっと食べれるのも魅力。
期間中また足を運びたくなります。
*ブーランジェリー パティスリー トレトゥール アダチ
神奈川県横浜市都筑区茅ケ崎中央22-15 ルーナレガーロ 1F
https://www.facebook.com/boulangeriepatisserieadachi
*ル・グルニエ・ア・パン
[月~金]
08:00~21:00
[土・日・祝]
09:00~20:00
年末年始の営業日・営業時間は別途お問い合わせください。
日曜営業
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この記事を書いた人
大谷 りえ子 さん
ハードパン愛好家。おいしいパンと魅力ある作り手との出会いを求めてパンのある場所どこへでも。訪れたパン屋は国内外で1500軒。シェフの熱意がこもった美しいバゲットやカンパーニュが好きです。国産小麦に興味あり。パン屋さんを巡る旅メディア『パンめぐ』めぐリスト、TV出演も。 https://peraichi.com/landing_pages/view/otanirieko
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