むっちりしっとりのパンはクセになるファン続出!群馬県太田市「発酵所+ぱんのとなり」


群馬県太田市「発酵所+ぱんのとなり」へ訪問!

2019年2月、群馬県太田市にある「発酵所+ぱんのとなり」へ。
通パンのリピーターさんから「クラムのもっちり感が格別です!」と熱い想いを聞いていたので、神奈川から車で四万温泉に向かう途中に立ち寄りました。

県立太田工業高校の向かい側、お店の入口に駐車場5台の案内もあるので要確認。お店の周りは畑が広がる長閑な雰囲気で「旅してるなあ」と感じるロケーションです。

11時開店、到着11時半過ぎで常連と思しき家族連れが数組。ガラガラと引き戸を開けて訪れるお客様がひっきりなしです。

2019年2月現在、「ぱんのとなり」というカフェスペースは予約制で「3日前くらいには予約お願いします(facebookより)」とのこと。
店内は撮影禁止のため購入したパンの写真のみになりますが、手作り感あるシンプルな店内はシェフの人柄を表しているように感じます。

シェフのパン作りへの熱い思い。

2月訪問時には松岡シェフにお話を聞くことができなかったのですが、11月24日に天王洲で行われた「新麦コレクション」主催『麦フェス2019』に「発酵所」も出店していらして、この日一番の大行列(大きく焼いたパンを目の前で1枚ずつカットして販売という贅沢さ!)で販売を終えたシェフにお話を聞くことができました。

「パーラー江古田」で約1年働いたのち、自分の作りたいパンを作ろうと今のような食感のパンに行き着かれ、更なるご自分の理想のパンに向かって改良を続けられています。

驚いたのは、パンが好きじゃなかったんです、という一言。

「酸味のあるパンも、硬いパンも、ふんわり軟らかく甘いパンも好きじゃなくて。だったら、そうじゃないパンを作ろう。クラムはもちもちで、クラストはちゃんと硬さはあるけれど硬すぎず食べやすいように。ハード系のように見えてガチガチのハード系ではないから好みは分かれると思う。SNSもテレビも観ない生活なので、僕のパンを気に入って来てくれるお客様が満足してくれるものを作ることで十分なのです」と、熱くパン作りへの想いを語ってくださり嬉しくなりました。

直接、シェフの話を聞くことでますます私のパン愛が増してしまいます。

松岡シェフと同世代の「nichinichi」川島シェフ、「Blanc」和田シェフ、「ショーパンアルティザンベイクハウス」平山シェフ達は仲が良いそうで、切磋琢磨しながらこれからのパン業界を牽引されていくのだろうなと、ワクワクが止まらない1日でした。

※イベントのパンについてもお聞きしたところ、通常はキタノカオリを主体に作られているそうですが、新麦で作ったものはあっさりしているので全粒粉やライ麦を使って深みをだしたそうです。

いよいよ購入したパンを実食!

○新タマネギのトナリ(230円)※価格は2019年2月時点。全て税抜き。

トナリはいくつか種類がありますが生地はリュスティックっぽいです。持っただけで水分を感じる。断面の艶感や気泡の入り方からもしっとりむちむちが伝わると思います。新タマネギの甘い香りが強く、食べても刻んだタマネギがジューシーで甘い。まるでシュウマイか肉まんを食べているような気分になってきます。不思議で面白い!

○ぺろんぱん(200円)
こちらもシンプルなむっちりしたリュスティック生地に甘さ控えめなクッキー生地がぺろんと載っています。小麦の味を一番感じたのはこれだったかも。菓子パンは甘めが好きな私はメープルシロップをつけて食べてみましたが相性バッチリでした。

○もちもちチョコ(130円)
しっとり、むっちり生地にチョコチップがたっぷり。ビターチョコなのでこんなに使っていても甘さ控えめでチョコ好きな私は大満足。

○大納言(280円)
こちらももちっとした生地。甘さを抑えて炊いた小豆が食べてるとボロボロこぼれてくるほどたっぷり入ってます。お子さん達には甘すぎるパンを食べさせたくないと思っている親御さん達に発酵所の甘い系のパンは特に喜ばれると思います。

○フルーツだらけのペイザン(622円※1g○○円の量り売りで、サイズは1/4、1/2、丸々1個が選べ、私は1/4サイズを購入)
レーズン2種?、クランベリー、イチジク、オレンジピールなどたくさんのドライフルーツが使われていて、フルーツも生地もみずみずしいので、パンなのにジューシーなんです!これだけが私が買ったなかで生地が茶色みを帯びてましたが酸味等もなく、フルーツパン好きな方ならきっと気にいると思います。

今回購入したパンはどれも水分が多くむっちりしっとりしていて、まるでご飯のような、うどんのような味わいでした。
お店まで行けない方は通ぱんもしているので、facebookでその日の販売状況をチェックしてみてくださいね。

※来年からは都内でのイベント参加を増やしたり、埼玉にも販売店を作る予定とおっしゃっていました。遠くてなかなか食べられなかった人達も手軽に買えるようになりそうで嬉しいですね。


パン屋さんのご紹介

おすすめパン

フルーツだらけのペイザン(622円※1g○○円の量り売りで、サイズは1/4、1/2、丸々1個が選べ、私は1/4サイズを)税抜
もちもちチョコ(130円)税抜

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この記事を書いた人

岩田聡子

岩田聡子 さん

パン屋さんめぐりは人と人を繋ぐ。転勤族&専業主婦の私でも気づけばパンを通じて友達の輪が!!旅行好きな主人と地方のパン屋もめぐってます。