「パン・ド・グロワール」がおすすめ!大阪を代表する商店街の温かい人柄溢れる「パン屋のグロワール」
グロワールのオーナー、一楽千賀さんとの出会いは「希望のりんご」陸前高田ツアーでご一緒したのがご縁。
お店には昔ながらのパンや季節のフルーツ・旬の野菜を使ったパンがあったり、電車で遠くのパン屋さんに行かなくても天然酵母のパンやパリパリのフランスパンが並べられています。
今回はお店の方へ初訪問。
場所は千林大宮駅からすぐ、千林商店街が有名で大阪を代表する商店街のひとつです。
地元に根付いたどこか懐かしさのあるパン屋さん。
パン・ド・グロワール(540円/1本)
お勧めはこちら、グロワールの名を冠するくらいこのお店の看板商品の一つ高級デニッシュ食パン。
デニッシュ生地のパネトーネ種はとは?
イタリア北部のコモ地方の伝統的な自然発酵種(天然酵母)です。
パネトーネ種を使うと、発酵熟成時旨味を引き出す酵母(サッカロマイセス-エクスギュース)と、焼成中も風味の良さを残す数種の乳酸菌(ラクトバチルス-サンフランシスコ等)が複合して働きます。また、発酵・焼成時にパンを改良し、特徴のある美味しさの、伸びの良いパンをつくることができます。
長時間発酵で生地の旨味を引き出し、パネトーネ種を用いることで、生地のphを低下させ、細菌の繁殖を防止して、さらにパンの味や香りを良くしています。
パネトーネ種はお店のホームページより引用。
迷った末に抹茶と丹波産黒豆を購入。
ハーフサイズ 324円
そのまま食べても美味しいですが、トーストするとさらにバターの風味が増し、サクサクした歯応えある食感に変わります。
どこか頼りになる明るい一楽千賀さんとパン・ド・グロワールを手にツーショット。
旦那様は黙々と厨房でパンを焼いてました。
お店の横にはダンボールが積み上げられて、箱の中は梅田にあるデパートへの催事用のパンでした。
「ぼっかけカレーパン」このネーミングに惹きつけられて。
神戸長田区発祥のぼっかけとは何?
牛すじとこんにゃくをお醤油やみりんなどで約2時間ほどじっくりコトコト煮込んだ甘辛いおかず。
これをカレーと炊き込パン生地に包んで揚げてるカレーパン。
プルンプルンの牛すじとこんにゃくの食感が好き。
自家製酵母の希望のリンゴ 216 円
岩手県陸前高田のりんごと自家製酵母で仕込んだ北海道産小麦を生地に練りこんだハード系パン。
「希望のりんご」は2011年3月11日の東日本大震災で被災した土地に残ったりんご農家のりんごの木に花が咲き、林檎の実が赤々と実ったのを見て名づけられたものです。
パン屋のグロワールはリンゴ農家を支援する目的で、毎年「りんご食パン」や他のパンを作っています。
リンゴ農家「和野下果樹園」金野秀一さんででのりんご摘み取り作業を思い出しながら、食べてると感動の味!
12月の情報
グロワールも12月15日土曜日には毎年恒例のシュトーレン試食会を行います。
ピオーネピオーネシュトーレンは、神宮寺田中ぶどう園さんのピオーネを使ったレーズン入りです。
パン王子ことパンヲカタル浅香正和さんと、シュトーレン試食会のレジェンドパンロット山田慎さんと一緒に城東区のマチカフェさんで16時からです。
大阪にいたら行きたいけど残念。
パン屋さんのご紹介
この記事を書いた人
大谷 りえ子 さん
ハードパン愛好家。おいしいパンと魅力ある作り手との出会いを求めてパンのある場所どこへでも。訪れたパン屋は国内外で1500軒。シェフの熱意がこもった美しいバゲットやカンパーニュが好きです。国産小麦に興味あり。パン屋さんを巡る旅メディア『パンめぐ』めぐリスト、TV出演も。 https://peraichi.com/landing_pages/view/otanirieko
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