「鎌倉 利々庵」日本の塩100選・”鎌倉塩”のメロンパンはサクふわと甘じょっぱさのコントラストが絶妙!


日曜の夜、明日の天気が晴れとの予報で「パン屋に行きたい!」と思い立ったものの、月曜定休のお店が多い。。。でも、友人がパンを焼いているお店は月曜日開いていることを思い出し、連絡を取って訪問することに♪

JR鎌倉駅西口を出たら左手にある御成通りを進みます。2分ほど歩くと道路右手にコーヒー豆屋さんがある鋭角に曲がる細い道があるのでそこを右折し、道なりにまっすぐ1分程度でお店に到着。

食べログでも高評価の「鎌倉 利々庵」さん。
友人から以前パンとクッキーをもらったときにすごく美味しかったので楽しみです。

「10時の開店直後はまだパンが揃ってないので少しゆっくり来たほうが棚に並んでるよ」とのアドバイスを受けて11時に訪問。ちょうどバゲットが焼きあがって並べられたところで、パチパチと表面の皮が弾けている音が聞こえます。この音、“天使のささやき”というそうで美味しい証です♪

店内右手には菓子パン系。定番のあんぱんに加えて桜のはなびらを模した薄ピンク色の“春のあんぱん”や白あんを使った木苺のあんぱんなど季節限定ものが並びます。見ているだけでも幸せ(でも、食べるともっと幸せ(笑))。食パンなどもこちら側に。

友人からもらって超絶美味しかった“贅沢クリームパン”。品名に偽りなしです!

食べてみたかった“鎌倉塩のメロンパン”発見!表面のクッキー生地を壊さずに持ち帰れるか心配なほどサクサク感が見てわかります。

店内左手には惣菜パン系。カレーパンに甘口と辛口があります。そういえば直近で伺ったお店3軒とも甘口辛口作っていたなあ。すごい偶然!
ピロシキも最近作っているお店が少なくなったような気がします。おやきやデニッシュ系もこちら側に。

前日がお店の休日だったこともあり、いつもより棚に並んでいるパンの種類が少ないそうです。なので、今回買えなかったけど以前頂いて美味しかったパン達も一緒にご紹介します。右手前から時計周りに“クロワッサン”、“ショソン・オ・ポム”、“贅沢クリームパン”、“さつまごま”。

“クロワッサン”は甘みのない生地で、リベイクしたら外側サクサク、端っこはカリッシュワっとバターが染みだします。内側はしっとりふんわりです。

“ショソン・オ・ポム”は断面みてもわかるようにフィリングがぎっしり!サクッとした食感からシナモンの香る甘めのリンゴのトロトロ感へと口の中が変わっていく。生地が甘くないので甘いフィリングとのバランスがよく、一緒に挟んである硬めのアーモンドクリーム?が飽きさせずにずっと美味しく味わえる秘訣かも。こちらは4月のメニュー表にはなかったので秋~冬季限定パンかもしれません。

“贅沢クリームパン”は、溶けるような食感のブリオッシュ生地の表面に粉糖とクランブル。カスタードクリームはバニラビーンズがしっかり使われていてクリームの量もたっぷり!本当に贅沢、そしてこのクリームパンがあればおやつタイムが幸せに感じられます。この美味しさが忘れられず今回も買ってしまいました♪

“さつまごま”は、ふんわり軟らかい生地で気をつけてカットしないと潰してしまいそうなほど。ごまがたっぷり使われていて香りがとてもいい。カットしたさつま芋は甘く煮てあり、大学芋を食べている感覚に陥ってしまうパンです。

ここからは今回買ったパンのご紹介。
“鎌倉ビアブレッドサンド(ローストハム&チェダーチーズ)。パン友さんから“鎌倉ビアブレッド”お薦めです、と言われていたのでサンドイッチになっているものを発見。小麦粉、ライ麦粉、全粒粉を配合し、鎌倉ビールと自家製発酵種を仕込み時に加えて焼き上げたパンはビールホップを感じさせる風味とコクがあります。なので、合わせる具材もチェダーチーズのように濃いしっかりしたもののほうがいいのでしょうね。とても美味しくて主人に一切れ残すのをやめてしまおうかと思ったほどです(笑)

“辛口カレーパン”。ひき肉のカレーフィリングにはハバネロパウダーと生唐辛子が使われているのでストレートに辛さが口に来ます!刺激的な辛さを求める方にお薦め!外側のパン粉がザクザクして食感もいいです。米油を使われているからか揚げてあるのに後味がさっぱりしています。

“アンチョビポテトとブロッコリーのデニッシュ”。焼き立てで香りのよさについトレーに載せてしまいました。デニッシュ生地がサクサクでとにかく美味しい!アンチョビの塩気と具材、生地の塩分バランスがとてもいいです。ご自宅で時間が経ってしまった場合にはトースターで軽く焼き直して食べてください。このひと手間で美味しさが変わりますから!

“春キャベツとアンチョビのおやき”。持ち帰り時に潰してしまいました(涙)こちらもアンチョビ入りですが、にんにくがしっかり効いていてペペロンチーノを思わせる味付けになっています。この組み合わせは鉄板ですよね♪

“鎌倉塩のメロンパン”。外側のクッキー生地がサクッカリッとして、バターとブラウンシュガーの甘くいい香りの後に鎌倉塩の塩分が効いて甘さを引き締めてくれます。ブリオッシュ生地なのでサクサクとふんわりの食感のコントラストも良く、エンドレスで楽しめます。これ、美味しい!次も買います!

一目ぼれした“春のあんぱん”。薄ピンク色の生地はふんわりしているので持ち帰る間にお花の形がしぼんじゃいました(涙)中にはピンク色の桜あんがびっしり。一口で桜の香りが広がります。桜の花の塩漬けも見た目プラス味にもいいアクセントになっています。春を感じますねえ。

“みんなの食パン”。非常にシンプルで小麦もバターも甘さも主張し過ぎないお味なので、「今日は何を載せてトーストしようかな。今日はサンドイッチにして何挟もうかな」と組み合わせを考えて食べるのにぴったりです♪こういうパンが毎日食べても飽きが来ないのでしょうね。

「この日は前日休みだったからいつもより作れるパンが少なくて申し訳ない」と友人は言っていましたが、これでも私は散々悩みました(苦笑)。100種類の商品を店内で焼き上げるとパンフレットに書いてあったので次回はさらに迷いながらパンを選ぶことでしょう(笑)
「鎌倉 利々庵」のスタッフさんは全員女性で、自分のお子さんのことを思うように、使っている素材は安心して口にできるものを選び、丁寧に作られています。訪れた日は年配のご夫婦が何組もいらしたり、赤ちゃん連れのお母さんや自転車でふらっと買いに来られた男性お一人など、地元の方に愛されているのをすごく感じました。常連のお客様の名前を憶えていらっしゃるスタッフの方もいて、「こういうお店は長く続いていくのだろうな」と今月の「パンめぐ」の町のパン屋特集にピッタリと感じました。
観光客で賑わう小町通りとは逆側にあるので日常の鎌倉を感じられるのもいいなと思えるお店でした♪


パン屋さんのご紹介

おすすめパン

鎌倉塩のメロンパン(180円)
贅沢クリームパン(200円)
クロワッサン(198円)

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この記事を書いた人

岩田聡子

岩田聡子 さん

パン屋さんめぐりは人と人を繋ぐ。転勤族&専業主婦の私でも気づけばパンを通じて友達の輪が!!旅行好きな主人と地方のパン屋もめぐってます。