これぞ町パン!私のパン愛の原点を思い出させてくれたコッペパン・深谷「アンディズ」


ドライブ&食べることが好きな主人と私。ご当地パスタで有名な高崎へ、市が作成している『絶メシ』(地元民に愛されながら絶滅の危機に瀕している個人経営店)リストに載っているお店に行き、さすがにそれだけではなあと観光も少しして、高速を使わず下道で自宅まで。
立ち寄れるパン屋さんがないかと調べたところ、ちょっと気になるお店が見つかりました。国道17号線沿い、〈深谷警察署入口〉交差点近くにある「アンディズ」さんです。

かなり年季の入った外観で、奥には厨房らしき建物が増築されていて、長く手作りでお店を続けられているのだろうなというのを感じます。古くて味のあるものが好きな主人が興味を持っています(笑)

道路沿いの窓に貼ってある「コッペパンあります」の手書きの文字、こういうの好きなんです。

店内も手書きの札で溢れていて、木製の棚に郷愁を感じます。
夕方に訪れたので残念ながら棚には商品が少なかったですが、私達の好きなカレーパン、焼きそばパンなどが残っていたので夕食用に購入。

肝心のコッペパンは、レジで注文してその場でサンドにしてくださいます。
レジの横にメニュー表。プレーンが90円。1種類選んで挟むと130円、バターも一緒に挟むと150円。明朗会計です♪きなこ揚げパン、ココア揚げパンも給食で食べて以来だったのですごく悩んだのですが、揚げたてはその場で食べないともったいないと思ったので諦めました(涙)。また来ます!!
お会計しながらお店の方にお話を聞いたら、この場所で創業してから40年を過ぎたそうです。「古くてねえ」とおっしゃいますが、お客様はすべて含めてこのお店が好きで買いにいらしていると思います!
レジの後ろに見えるオーブンが年季が入っていたのでそれについてもお聞きしたら、「今はこれは使ってないんですよ。奥に現在のオーブンがあります」と。綺麗に磨き上げられていて、そんなところにもお店の方の道具を大切にする姿勢などが感じられ、私の中でアンディズさんへの愛が溢れてしまいました!!家から遠いのが本当に残念。

“コッペパン(プレーン)”。最近のコッペパンはふんわりしっとりは当たり前だけど昔ながらのパン屋さんでこのしっとり感は珍しい。ソフトな弾力がありふんわりすぎないのがいい!主人は「少し油分が多いかなあ」と言っていたけど私はプレーンで食べるならこれくらいが好み。

“あんバターサンド”。全開にするとあまり美しく撮れなかったのが申し訳ない…。あんことバターの量のバランスが良く、植物性油脂のときに感じる口に膜がはる感じがないのも嬉しいなあ。具だくさんは見た目テンション上がるけど、やはりバランスいいのが大事です。

新発売の札の付いた“辛口黒カレー”。断面のルーが真っ黒!そして結構ピリピリ辛い!!私が食べた半分にはお肉はあまり感じられないけれど、想像を超える辛さに癖になりそうです。

“焼きそばパン”。大きさは小ぶりですがやや太めでもっちりした麺にソースがしっかり絡んで美味しい。

応対してくださった女性と話していたら、主人の転勤で初めて東京を離れて知り合いのいない四国で生活することになった時に、家から歩いて行ける場所にあった街のパン屋の店員さんと何気ない会話をすることでとても助けられたことを思い出しました。
パンは特別な日に食べるものではなく、当たり前の日常を温かい気持ち、幸せな気持ちにしてくれるもの。「アンディズ」さん、素敵なお店です。


パン屋さんのご紹介

アンディズ
埼玉県深谷市深谷町7-35
電話番
048-571-0321
営業日
営業時間:8:30~18:00
定休日:火曜・水曜

おすすめパン

コッペパン(あんバター)150円
辛口黒カレーパン 140円

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この記事を書いた人

岩田聡子

岩田聡子 さん

パン屋さんめぐりは人と人を繋ぐ。転勤族&専業主婦の私でも気づけばパンを通じて友達の輪が!!旅行好きな主人と地方のパン屋もめぐってます。