能登半島にハード系パン愛好者の秘密基地発見!!


主人の休暇で能登半島を観光した翌日、金沢駅に戻る途中にあるパン屋を検索していた私のパン好きアンテナがビビッと反応!
金沢駅まで車で1時間強の中能登町にある「月とピエロ」さん。

ナビで案内されても不安になるほどの住宅地にぽつんと現れる看板とお店。駐車場があるので安心です。

こだわりのある手作り感満載の店構え。なんだかほっとします。

入口を入ると茶色い顔をしたどっしりしたパン達が並んでいます。右手前は焼き立てのチーズパン!チーズ嫌いな主人と一緒なので泣く泣く断念。

お店の方にお薦めのパンを伺ったら「一番大きく焼いている“パン・コンプレ”がシンプルで、日が経つごとに味の変化を楽しめます。」と。50cm近い大きさで焼いたものをカットしていて、神奈川に持ち帰りやすい大きさをセレクト。

クラストはしっかり焼き込んだ香ばしい香り、クラムは全粒粉の小麦のいい香りで酸味は感じません。
包丁でスライスすると、刃に生地が着くくらいに加水率が高い!この感じはパリに本店があり表参道でも買えるようになった「デュパンエデジデ」の“パンデザミ”をカットしたときと同じだ!デザミは独特なスパイシーな香りがしますが、こちらのは酸味もなく、とても食べやすいです。そのままではジューシー&もっちり感を、トーストするとクラストがカリッとなってより小麦の香りを楽しめます。

絶対買うと決めていた“パン・オ・フリュイ”は見た目からしてノックアウトされました!全粒粉とライ麦を使用したコンプレとおなじくらい加水率高い生地にイチジク、くるみ、レーズン、カレンズ、オレンジピールがごろごろ入っていて、どこを食べてもフルーツが感じられます。あまりに美味しすぎてすごい勢いで夜中に食べてしまい、翌朝は苦しかったです(苦笑)麻薬です、これ。

クロワッサンは、こちらもパリが本店で表参道にもお店のある「リチュエル」のものと同じく細長いタイプ。この形はあまり見かけませんよね。甘さはなく、発酵バターの香りと端の細くなった部分のサックサク食感がたまりません。

甘いパンも欲しくて“タルトマロン”も購入。秋限定商品で、甘く似た大きめの栗と、アーモンドの芳醇な香りが鼻を抜けるタルト生地がいいですね。

自家製酵母を使用していらして、小麦粉は国産にこだわらずそのパンに合ったものを選んでいるそうです。
旅行から帰宅して「月とピエロ」さんのfacebookを拝見したら、大阪の「ル・シュクレクール」さんで修業なさっていたようです。
奥様の飾らない笑顔と、帰り際に厨房から「ありがとうございました!」と声をかけてくださるご主人の愛が詰まった美味しいパンに出会えて、最高に幸せです。
パン好きの皆様、ぜひ旅先でもパン屋さんを探してお気に入りに出会ってほしいです♪

※イートインスペースもあり飲み物メニューもあるので店内でゆっくりいただけます。


パン屋さんのご紹介

おすすめパン

パン・オ・フリュイ
パン・コンプレ

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この記事を書いた人

岩田聡子

岩田聡子 さん

パン屋さんめぐりは人と人を繋ぐ。転勤族&専業主婦の私でも気づけばパンを通じて友達の輪が!!旅行好きな主人と地方のパン屋もめぐってます。