郡山市ご当地パン「クリームボックス」など福島の美味と文化を楽しめるイベントが高輪ゲートウェイで開催中


0


JR高輪ゲートウェイ駅改札を出ると目の前に広がる「高輪ゲートウェイシティ」。
2025年3月25日にまちびらきをしました。

正面の広場がGateway Park。
ここにはトレーラーショップやフードトラックが並び、期間限定で出店者が入れ替わります。
北改札を出て目の前にあったのが、4月29日(火)~5月11日(日)まで開催中の『福島の美味と文化をめぐる旅』。
郡山市と鏡石町がコラボして観光の見どころや特産品の紹介および販売、クイズラリーや抽選会なども開催されています。

トレーラーショップの中の美味しいものなどは後ほどご紹介するとして、私が伺った第一の目的はこちら!

福島県の美味しいものを提供するフードトラック。
その中でも気になったのは郡山市のご当地パンとして有名な「クリームボックス」。
そこに鏡石町の“ふくはる香”という、都内では見かけることの少ない品種の苺を使ったここでしか味わえないコラボパンなのです。

左:”ふくはる香”苺のクリームボックス、右:”ふくはる香”苺のフレッシュジュース

「クリームボックス」とは、小さめの食パンを厚切りにし、その上に白いミルク風味のクリームを塗った菓子パンです。
会場でいただけるものは、港区白金にある「八芳園」さんがクリームボックス用に焼いた食パンを使い、“ふくはる香”という苺の特徴(しっかりした甘さと程よい酸味のバランスがいい)を活かしたジャムをクリームと共にサンドしてあり、キュートな甘い味わいに心躍ります。
ミルキーなクリームはとろ~りソフト。気温が高い日には溶けやすいのでその場で食べるのがオススメです。

“ふくはる香”のフレッシュジュースも一口飲んで友人と「これすごい!苺そのものだね!」
と。


こちらは「“いかにんじん”ホットチーズサンド」。
福島県の名物“いかにんじん”とは、細切りにした人参とするめいかを醤油、日本酒、みりん等を使用した甘じょっぱいタレに漬け込んだもので、するめいかから出た出汁が人参にも染み、白飯のお供やお酒のアテにぴったりなおかず。

甘酒マヨネーズとチーズを合わせることで濃い目の味付けがまろやかになり、プレスサンドにすることでワンハンドで手軽に食べられ、いかにんじんとパンがこんなに相性がいいとは驚きでクセになる美味しさ。

写真左:「無添加麹あまざけ」スタイリッシュな女子高生のイラストからは力強く前に進もうとする意欲を感じます

甘酒マヨネーズに使用している甘酒は、福島県鏡石町にある県立岩瀬農業高校生たちが「福島県産農産物の安全性を世界にPRしたい」という想いから、農業の国際認証制度「グローバルGAP」の取得に取り組み、この国際認証を取得したお米”コシヒカリ”を使用した無添加の糀あまざけなのだそう。
瓶の調達から製造、デザインまでのすべてを福島県内で創り上げたMADE IN FUKUSHIMAの糀あまざけを今回のイベントでも買うことができます。
パンではないのですが、あまりに美味しくてご紹介させていただきたいのが「お稲荷むすび膳」。
福島の味覚をギュッと詰め込んだお弁当です。

鏡石町産「天のつぶ」と郡山市産「あさか舞」を使ったお稲荷むすびは、甘さ控えめの上品な味付けのお揚げにくるまれていて、肉そぼろがのっているものといかにんじんがのったものではお米の食感や味が違うので食べ比べができて楽しい。
好みだと感じたお米はトレーラーショップで買うこともできます。

さらに衝撃を受けた美味しさだったのは「三五八漬け」。
麹漬けだそうで、ほんのり甘みがあって野菜の味を際立たせる味わいなのです。そういえばトレーラーショップに三五八漬けの素があったのにお弁当を食べたのが自宅に戻ってからだったのでなんとも無念。期間中にもう一度遊びに行こうかな。

郡山は鯉も名物だそうで鯉の磯辺揚げや、前述の甘酒を使った卵焼きも美味しかったです。
駅改札近くのトレーラーショップ内は左右でエリアが分かれています。

クリームボックスやジュースに使っている苺“ふくはる香”もありました。

鏡石町の米粉を使ったシフォンケーキには、毎年行われる「かがみいし田んぼアート」で描かれたイラストを焼き印してあります。
「田んぼアート」とは、田んぼをキャンバスに見立てて色の異なる苗を植え育てるのだそう。6月から9月頃まで楽しめるのでご家族で夏休みに訪れてみるのも思い出になりそうですよね。

こちらは郡山市の米粉を使ったスイーツ。
米農家さんが自分たちで運営する「Dew Drop Farms(デュードロップファームズ)」という米粉スイーツ専門店は予約販売のみで、郡山でもなかなか買うことができないレアなスイーツ。
ひっそりと並べられていたので見かけたら手に取ってみてくださいね。
上段の米粉チョコらすくは米粉シフォンケーキをラスクにしたものだそうです。

郡山市と鏡石町はどちらも美味しいお米の産地で、人気のブランド米もここには並んでいました。

お昼頃、郡山市「がくとくん」と鏡石町「牧場のあーさー♪」というゆるキャラさんが揃って登場!

抽選会に参加されていた方がなんと特賞のお米5kgを当てて大歓声!!
他にも「体験ワークショップ」や「クイズラリー」など親子で楽しめるイベントになっているので、GWのお出かけに訪れてみてくださいね。
そして、イベントで福島県の魅力にハマった方はぜひ現地にも足を運んでみてください。
私もドライブで福島県に行くことが何度かありましたが今回のイベントで知らなかった魅力に気づけたので、次回訪問時はもっと深く楽しんでこようと思います。


この記事に関連するキーワード

一覧へ

この記事を書いた人

岩田聡子

岩田聡子 さん

パン屋さんめぐりは人と人を繋ぐ。転勤族&専業主婦の私でも気づけばパンを通じて友達の輪が!!旅行好きな主人と地方のパン屋もめぐってます。

関連記事