お店の個性がより知れる!シナモンロールとカレーパンの食べ比べ会を開催。


シナモンロールとカレーパンの食べ比べの会を開催!

なかなかあり得ない組み合わせかと思いましたが、パン好き仲間と”シナモンロール”と”カレーパン”の食べ比べ会を開催しました。

10月4日はスウェーデンでは「シナモンロールの日(kanelbullens dag)」と呼ばれているそう。
シナモンロール発祥の国とされるスウェーデンでは、伝統的に、お菓子とお茶を楽しみながら談笑する習慣があるそうです。

シナモンロールだけではと思い、カレーパンもチョイス。甘辛で初挑戦!

まずはカレーパンの食べ比べ。

*澤村
*ブーランジェリー・ジョー
*馬場フラット
*マリオット ホテル東京
*グランドハイアット「フィオレンティーナ」
*金麦

これ全部カレーパン?と疑うほど形が違い個性的なパンが並びます。

製法では大きく分けて、焼いて仕上げるものと揚げて仕上げるものに分かれます。

焼きカレーパン=澤村、馬場フラット、金麦、フィオレンティーナ。
揚げカレーパン=ブーランジェリージョー、マリオットホテル東京。

今回の参加者による一番人気は?

ブーランジェリー・ジョー カレーパン

葛西の住宅街にある地元でも人気のパン屋さん「boulangerie JOE」。こちらのお店のは丸ではなく円筒形に似ていて高さがあります。断面を見ると〜肉の塊が!辛さは控えめで軟らかく煮た人参が甘さを出しています。

二番人気は?

金麦の「金麦カレーパン」

私が訪問した『金麦』さんのカレーパンは油で揚げていない、しっかり辛口カレーパンです。

ハイジの白パンにカレーが入っている感じで、赤ちゃんのほっぺのようにパン生地はは柔らかくもっちりしていて、カレーとの調和がとれてます。
肝心なカレーは辛くてもクリーミー、スパイスが効いていてちょっとこれは大人のカレーパンですね。

お店に行くとすぐお隣にキッズカレーパンもあり、こちらは甘口。形状は同じく白い楕円形なのですが、ひとまわり小ぶりで食べやすい大きさです。

他に特徴的だったのは、私が購入した「マリオット ホテル東京」のカレーパン。生地にタピオカを使用してるのでもっちり感に特徴があります。

 

シナモンロールの食べ比べ!

*澤村
*馬場フラット
*シナボン
*カタネベーカリー
*イエンセン

特徴的だったのは「カタネベーカリー」さんのシナモンロール。

ブリオッシュ生地には、少し生姜が入ってます。上にトッピングされたクリームチーズにはすだちを使っていて、少し前まではレモンを使用していたそう。最初から確かめて購入したらよかった!と言うと、敢えて知らない方がいいよ~と片根さんの奥様に言われました。

想像して味わいを分析するのも楽しいですね。

代々木上原にある老舗のパン屋「イエンセン」のシナモンロールは本場デンマークのレシピを忠実に守り、他のに比べて軽い生地です。

名前もデンマーク流で、シナモンロールではなく「スモースナイル」と呼ばれています。デンマーク語で「スモー」はバター、「スナイル」は渦巻きという意味です。

カレーパンは違いが明確に解りやすく、シナモンロールの方は香りとアイシングのバランスがお店によりはっきりと違いがでました。アメリカ風とヨーロッパ風の違いでしょうか。

飲み物は、烏龍茶や紅茶を合わせましたが、途中シナモンロールを食べながらブラック珈琲がいいのでは?これが正解で、口に残る甘さを洗い流してくれて、やはり飲み物とのマリアージュも大事だなと実感。


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この記事を書いた人

大谷 りえ子

大谷 りえ子 さん

ハードパン愛好家。おいしいパンと魅力ある作り手との出会いを求めてパンのある場所どこへでも。訪れたパン屋は国内外で1500軒。シェフの熱意がこもった美しいバゲットやカンパーニュが好きです。国産小麦に興味あり。パン屋さんを巡る旅メディア『パンめぐ』めぐリスト、TV出演も。 https://peraichi.com/landing_pages/view/otanirieko

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