今年もシュトーレンの季節がやってきました❣️
クリスマスには欠かせないお菓子。
ドイツではクリスマスの4週間前から一切れずつ食べ始め、イブの夜に「最後の一切れ」を食べてクリスマスを迎えるのが本場ドイツの習慣。
ドイツに滞在中この習慣を知り、家族団欒の中にシュトレンがあるといわれています。
最近じわじわと人気が高まり、日本でもパン屋さんやケーキやさんさらにコンビニまで並ぶようになりましたね。
今年はお花茶屋にある日本家屋森谷邸の和室を貸し切り『シュトレンの食べ比べ会』を開催しました。
「和」と「西洋」のマッチング、畳の和室でどうなるか心配でしたがクリスマスの雰囲気にこの空間が映えました。
今回は全国からそしてベルギーからも13種類のシュトレンが勢揃い!
シェフのレベルの高さを感じらる個性あふれるシュトレンに乾杯です。
シュトレンの種類は?
*ベッカライ&コンディトライ ヒダカ
シュトレンは、「福光石」の採石場で約5か月熟成させたというこだわりぶり。
伝統あるドイツのシュトレンに近いながらも、日本人に合わせた熟成されたシュトレンは今回提供したグリューワインにぴったりです。
今年は石見銀山の近くにある日高シェフのお店へ念願叶い訪問することができました。
周辺もタイムスリップしたかのようなのどかな風情ある風景、また機会があればぜひ行きたいです。
*ヒヨリブロート 兵庫県丹波
HIYORI BROT – 旅するパン屋
ネット通販かイベント中心です。
クリスマスの和菓子丹波の山で採れたオニグルミを使ってます。
ホロホロするのは米粉を使っているのか、きな粉の味わいもありこれこそ和風シュトレンです。
*OTO.PAIN(オオトパン)
Instagram @oto_panya
山梨に移転してパンの販売はネット通販かイベント。
柿のシュトレン は、大人の握りこぶしくらいは余裕である大きな百匁柿をじっくり天日したもの。
*ブーランジェリー ヤマシタ
山下シェフが初めて挑戦するシュトレンはラム酒に漬けて落花生が入ってます。
全粒粉『春よこい』を使い具材と生地とのバランスが非常にいいと感じました。
*nukumuku ヌクムク 三軒茶屋
和三盆にたっぷりマロングラッセと、マジパンの代わりに真ん中に太いチョコレーが入ってます。
*セテュヌ ボンニデー 神奈川県川崎市
今年は自家製マジパンとパネットーネ種を加えた食感が魅力。
*パリアッシュ 大阪
いちごのシュトレン
今年はバージョンアップ!オーガニックのドライチゴ使用します。
色鮮やかさが女性の心を惹きつけますが、苺の味はもちろんのことベリーもたっぷり、ピスタチオも入りしっとりしてます。
こちらは参加者の岡田さんが苦労して手に入れました。
*川越ベーカリー楽楽 川越
北海道産小麦粉を使ったサクサクとした食感に焼き上げられた生地が特徴。
*パン・オ・スリール(森の酵母)渋谷
白神こだま酵母、自家製天然酵母、北海道産小麦で作り、たラム酒に漬けたフルーツとナッツをふんだんに使ってます。
カフェでは落語やアートのイベントなど楽しい企画が魅力です。
*365日 代々木八幡
農家さんから届いた国産小麦、無農薬、天日干しで作られたドライフルーツを使用しています。
*わざわざのシュトレン
スープ作家有賀薫さん推薦
わざわざのシュトレン – パンと日用品の店 わざわざ オンラインストア
素材に凝っていて噛み締めて食べる個性的なシュトレン。
なんと砂糖、卵、バター不使用とは珍しいです。
中味はドライフルーツに国産小麦、白ワイン、どちらかというとライ麦パンを凝縮した食感。
*小宮山 ゆみこ (ニット作家)
マジパンをフランス産マルコナアーモンドを使って手作り、フルーツもたっぷりと入り食べやすい美味しさ。
*ベルギーブリュッセルにあるRob the Gourmets’ Marketのシュトレン
さすがに本場の味わいでマジパンもしっかり入り、甘さもありしっとりした生地。
シュトレンなんてどれも甘くて同じ〜なんて考えてる方がいらしたら間違えなく違います。
シェフが心を込めて素材を吟味してどれも素晴らしい。
ドイツで食べたシュトレンはマジパンのインパクトが強かったのですが、日本のシュトレンはマジパンが少なく、使ってない方が多かったです。
その中でもセテュヌ ボンニデーさんのシュトレンのマジパンは食べやすく日本人に合ってました。
シュトレンの中にはこれはフルーツケーキに近いのではないかと思われるのもありましたが、お酒に弱い人にはいいかもしれません。
シュトレン会でのパンはこちらの2種類パンを提供。
*リンデ
ドイツパンは吉祥寺にあるドイツパン屋さんで種類も豊富です。
2階のカフェでは飲み物注文すればパンが持込め落ち着頂き雰囲気。
サンドイッチメニューもあります。
*ベッカライ&コンディトライ ヒダカ
長細いパンは最近日高シェフが焼いたドイツパンの代表フォルコンブロート。
酸味がほんの少し感じられ北欧系のオープンサンドに向いてます。
今回はカネカ食品から販売されてるオーガニック発酵バターPur Naturをたっぷりつけました。
普段無塩にはあまり縁がないのですが、このバターはまろやかでスッキリした後味でいけます。
シュトレンに合う飲み物は?
・グリューワイン
香辛堂にてグリューワインの材料を調達。
小さなお店ですが、世界のスパイスが揃ってます。
店主がお一人なので行く時はネットか電話で確認した方がいいと思います。
・珈琲
奥沢のイッタコーヒーが名前を変えて今「405COFFEE 」に変更しました。
横浜市西区中央2-24-6 (西前日用品市場内)
・パン好きの牛乳
来年はどんなシュトレンに出会えるか期待してます。
皆様ご参加ありがとうございました。
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この記事を書いた人
大谷 りえ子 さん
ハードパン愛好家。おいしいパンと魅力ある作り手との出会いを求めてパンのある場所どこへでも。訪れたパン屋は国内外で1500軒。シェフの熱意がこもった美しいバゲットやカンパーニュが好きです。国産小麦に興味あり。パン屋さんを巡る旅メディア『パンめぐ』めぐリスト、TV出演も。 https://peraichi.com/landing_pages/view/otanirieko
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