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「パン好きの牛乳」で話題のカネカと共に取り組む別海ミルクワールドを訪問

2018年12月26日

 

 

今回は、パンめぐりすとの大谷さんと一緒に、別海ミルクワールドをレポート。

 

別海町は、日本一の酪農地帯といわれる日本の牛乳の聖地ともいえる地域。今回、お世話になった別海ミルクワールドは、敷地面積が東京ドーム85個分に相当する400ヘクタール、1,000頭以上の乳牛を飼育しているという。

 

 

さすが、日本一の酪農地帯の名門、規模も編集部の想像を大きく越えている。

 

 

早速、代表の中山貞幸(なかやまさだゆき)さんが大谷さんと編集部を案内してくれた。

 

 

子牛たちは、牧場スタッフを慕い、毎日元気に暮らしているそう。

 

 

人を怖がらない、優しい目をした子牛たちばかり。1年、2年の時を経て、立派な乳牛に育っていくという。

 

 

次に案内してもらったのは、大人になった牛たちが過ごす牛舎。

 

 

そして「パンめぐ」編集部が最初に驚いたのは、この場所がとても風通しが良い。

 

 

牛舎と言うと、嫌な臭いがこもっていそうなイメージだが、風通しが良いせいか臭いは全く気にならない。

 

 

 

 

美味しそうに飼料を食べる牛たちを良く観察してみると、砂場のような場所が。

 

 

これは牛が快適に眠れるためのベッドだという。

 

 

身体の大きな牛の体重を砂が分散して、地べたで眠るより、足腰の負担を減らすことができるそうだ。

 

 

中山さんに聞いてみると、牛が食べる飼料、暮らすところ、そのすべてを牛たちのために徹底的にこだわっているそうだ。また、別海ミルクワールドの乳牛は、摩周湖の伏流水をふんだんに飲んでいる。

 

 

 

美味しそうに食べる牛の飼料を手に取ってみると、様々な素材がミックスされている。

 

 

中山さんのこだわりの飼料は、独自のレシピで調合しているという。

 

 

驚くのは、その飼料がハーブのようないい香りがすること。 どうやら最高品質の生乳を作り出す秘密は、牛たちが食べている飼料に大いに関係がありそうだ。

 

 

「牛も人間も同じ。牛たちも、安全で美味しい食事、良い睡眠を取ることが心と身体の健康に繋がり、最終的には生乳の味わいになるんだよ」と中山さんは語ってくれた。

次に牛たちが食べていた飼料に含まれている「自家栽培のトウモロコシ畑」を案内してもらった。

 

 

牛舎から敷地内を車で移動すると、広大なトウモロコシ畑が見えてきた。

 

 

 

 

トウモロコシを一粒味見する、パンめぐりストの大谷さん。

 

その甘さにびっくり。中山さんの言うように、こだわりを持って育てたトウモロコシはたっぷりの糖とでんぷん質を含み、人間も美味しく食べられるのだ。

 

甘みたっぷりの美味しさはもちろん、牛たちの消化に気を配ってトウモロコシを丁寧にすりつぶしてあげることも、飼料を作る大切な工程なのだという。

 

 

実は、自家栽培したトウモロコシは、他の牧草と混ぜて一年間発酵させている。

 

 

その飼料を熟成保存している場所へ案内してもらった。

 

 

 

ここにある発酵させた飼料からは、お漬物のような香りが漂っている。

 

 

それは、発酵の匂いなのだ。人間も発酵食品を食べると、腸内環境が良くなるが、牛たちも同じ。

 

 

愛情を込めて、ひと手間もふた手間もかけた飼料を食べている牛たちは、腸内環境が良いため、健康が保たれるという。

 

 

 

 

ここまで、牛のことを考えて作られた、住環境や飼料について中山さんに案内してもらった。

 

 

すると、「搾乳も高品質な生乳を作り出す大切な工程」と、中山さんからの一言が。

 

 

 

 

牛は本来とっても敏感で臆病な生き物。 心優しいスタッフに心を開いて、安心できる環境でないと気持ちよく生乳をだしてくれないそうだ。

 

 

この牧場にいる牛たちは、1日3回の搾乳作業をするそうだが、高品質の生乳を搾るコツを聞いてみた。

 

 

なるほど。優しい性格のスタッフを搾乳作業に配置すると、牛が安心して気持ち良く生乳を出してくれるという。

 

 

良い生乳を搾るコツは、最後は人の優しさが決め手。

 

 

スタッフが優しく牛と触れ合ったり、ゆったりと作業を進めることで牛との間に信頼関係生まれ、生乳の味わいに関係することは、新しい発見だ。

 

 

美味しい食事と快適な環境で大切に育まれた牛の乳を、優しく大切に搾る。

 

 

ここで搾られた生乳は生まれたばかりの「なまもの」。

 

 

この生乳を安全に届けることも、別海ミルクワールドの大事な役目だという。

 

 

消費者の口に入る商品として安全なものが出来上がっているか、消費者が美味しいと感じる味わいかどうか、そして、生乳の品質から牛の健康状態が良好かどうかを検査をしている。

 

 

最後の大切な工程として、敷地内の検査場に案内してもらった。

 

 

 

 

 

別海ミルクワールドには、生乳の乳脂肪分や細菌の有無を調べる検査機器がそろっている。

 

 

通常、生乳の品質検査をしようと思うと検査機関を通して行われるため、出荷をした後に検査結果が分かるのが一般的。

 

 

しかし、別海ミルクワールドで搾られた生乳は、検査をして問題がないことを確認した後に出荷をしている。

 

 

中山さんは、「牛の健康状態や生乳の品質をいち早く理解することが、私たちが手塩にかけて作った高品質の生乳を、消費者の皆さんに提供する上では大切なことなのです」と語る。

 

 

 

 

ここまで、パンめぐりストの大谷さんと一緒に牧場全体を案内してもらったが、中山さん率いる「別海ミルクワールド」の生乳作りへのこだわりは、消費者の立場としては頭の下がる思いだ。

 

 

現在、このような高品質の生乳を生産できるようになったのも、中山さんのおじいさんがこの地を開墾したことから歴史が始まったという。

 

 

 

 

三代目としてたくさんの生乳を出荷する大きな酪農家になった今。

 

 

中山さんは世界中でどんな酪農が行われているか、研究を怠らず、いつも自分の牧場の牛たちにどんな食べ物を食べさせたらいいか、どんな環境が良いか考え続けている。

 

 

今回、めぐりストの大谷さんとパンめぐ編集部が飼料・環境・健康・品質管理といった、酪農に関わるすべてに対して徹底したこだわりを持っている「別海ミルクワールド」をレポートしてきた。

 

 

 

取材を通じて編集部が感銘を受けたのは、代表の中山さんから出る言葉の端々に、常に牛が主語になって話をしてくれる点だ。

 

 

別海ミルクワールドは、徹底して「牛が気持ち良く・美味しく・健康で快適に」という視点で整えられている。

 

 

 

 

【パン好きの牛乳 製品紹介】

商品名:Milk for Bread パン好きの牛乳

内容量:500ml

原材料名:生乳100%(北海道の生乳を使用)

成分:成分無調整(乳脂肪分3.7%以上 無脂乳固形分8.4%以上)

パン好きの牛乳公式サイト:https://www.kanekamilk.jp/milkforbread/milk/

 


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この記事を書いた人

panmegu

panmegu さん

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